「ファンに問題がある」。一体なぜ?
シーズン開幕前に総額1億6000万ポンド(約225億6000万円)をかけて超大型補強を敢行し、盤石の陣容を整えたリバプールは、その期待に違わぬロケットスタートを切った。
28年ぶりの戴冠が期待される国内リーグでは、敵地で難敵トッテナムを撃破するなど破竹の5連勝。さらに現地時間9月19日に開幕したチャンピオンズ・リーグ(CL)でも、グループステージ最大のライバルと目されているパリ・サンジェルマンを本拠地アンフィールドで3-2と打ち破り、公式戦6連勝を飾った。
リバプールを率いるドイツ人のユルゲン・クロップ監督が、「気分はとてもポジティブさ」と明朗に語るように、チームの調子は例年の同時期と比べても、ビッグタイトル獲得に向けて上々だ。
そんなレッズ(リバプールの愛称)にあえて釘を刺す男がいる。元イングランド代表MFのジョーイ・バートンだ。
現役時代の晩年となった昨年4月、違法とされている賭博を行なっていたことが明るみになり、最終的にイングランド・サッカー協会から18か月もの出場停止処分を受けて現役を退いた35歳の元“悪童”は、いま、リーグワン(英3部)のフリートウッド・タウンで“青年監督”として、辣腕を振るっている。
28年ぶりの戴冠が期待される国内リーグでは、敵地で難敵トッテナムを撃破するなど破竹の5連勝。さらに現地時間9月19日に開幕したチャンピオンズ・リーグ(CL)でも、グループステージ最大のライバルと目されているパリ・サンジェルマンを本拠地アンフィールドで3-2と打ち破り、公式戦6連勝を飾った。
リバプールを率いるドイツ人のユルゲン・クロップ監督が、「気分はとてもポジティブさ」と明朗に語るように、チームの調子は例年の同時期と比べても、ビッグタイトル獲得に向けて上々だ。
そんなレッズ(リバプールの愛称)にあえて釘を刺す男がいる。元イングランド代表MFのジョーイ・バートンだ。
現役時代の晩年となった昨年4月、違法とされている賭博を行なっていたことが明るみになり、最終的にイングランド・サッカー協会から18か月もの出場停止処分を受けて現役を退いた35歳の元“悪童”は、いま、リーグワン(英3部)のフリートウッド・タウンで“青年監督”として、辣腕を振るっている。
そんなバートンは、英紙『Daily Star』の取材に対して、「リバプールがプレミアリーグで勝てない理由はファンにある」と言及している。
一体なぜ、そう思うのか? リバプールの本拠地であるマージーサイドの出身でもあるかつての悪童は、次のように言い放っている。
「リバプールの問題はファンにあると思ってる。彼らはCLと同じようにプレミアリーグの試合に臨まない。どこか気が抜けているんだ。CLのアンフィールドではいつだって特別な夜を過ごせる。その雰囲気は素晴らしいものだ。俺が思うに、リバプールがプレミアリーグと比べてCLとかヨーロッパのカップ戦で、成功できている理由はそこにある。
彼らは28年間もプレミアリーグで優勝していない。だけど、昨シーズンはCL決勝まで進めたんだ。その理由はファンが選手にいつも以上のエネルギーを与えたからだ」
しかし、最後の最後でバートンは次の一言を付け足している。
「だけど、今シーズンは違うかもしれないな」
はたして、リバプールは今シーズンもプレミアリーグのタイトルを逃すのか。「勢いに勢いを重ねて」というクロップの言葉通りにできるかどうかは、バートンが言う通り、全てはファンの熱狂的なサポート次第なのかもしれない。