ディ・フランチェスコは「挑発」を改めて否定。
ユベントスのドグラス・コスタは、厳しい時期を過ごしている。みずからの愚行によって批判を浴び、出場停止処分を科されたうえに、その後行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)の試合で負傷。しばらく戦列を離れることになった。
ドグラス・コスタは9月16日のセリエA第4節、サッスオーロ戦で、相手のフェデリコ・ディ・フランチェスコと揉めた際、相手に肘打ちや頭突きを見舞い、さらにはツバを吐いたことで、4試合の出場停止処分を科された。
10月のインターナショナルウィーク明けまでリーグ戦に出場できなくなったドグラス・コスタは、19日のCLバレンシア戦で66分から途中出場。だが負傷により終了間際に交代を余儀なくされている。
ユベントスは21日、クラブ公式サイトでドグラス・コスタが左足首と右太ももの内転筋を痛めたと発表。『Gazzetta dello Sport』紙などイタリア・メディアは、3週間の戦線離脱になると報じた。これで10月2日のCL第2節ヤングボーイズ戦にも出場できなくなったかたちだ。
まさに泣きっ面にハチという状況のドグラス・コスタには、さらにブラジル代表のチッチ監督からも厳しい言葉が寄せられた。10月のフレンドリーマッチの招集メンバーからドグラス・コスタを外した理由について問われた同監督は、「まずはケガをしたから。それから規律面の問題だよ」と説明している。
一方で、人種差別発言でドグラス・コスタを挑発したのではないかと疑う声も上がったディ・フランチェスコは、20日に実施されたセリエA第5節のエンポリ戦で1ゴールを奪い、3-1の勝利に貢献した。3勝1分1敗の勝点10と好調のサッスオーロは、暫定で2位に浮上している。
イタリア衛星放送「Sky Sport」によれば、ディ・フランチェスコは試合後に「僕の人間性を攻撃するコメントがSNSで出回っているのはすごく遺憾だった。僕が受けた教育とは程遠いものだ」と、改めて差別発言を否定している。
「ピッチでの言い合いだった。もちろん、そういう状況になって、相手に『申し訳ない、ミスター・コスタ』なんて言うはずがない。彼も僕に対して、僕も彼に対して、それぞれ汚い言葉は吐いたかもしれない。だけど、そこで僕が人種差別発言をしたというなら、僕は今日にでも死ぬよ。そんなことは言っていない。そのことはもうハッキリ言ったし、今後はもう話したくない」
現状、明暗分かれたかたちのドグラス・コスタとディ・フランチェスコ。両者の今後が注目される。
イタリア衛星放送「Sky Sport」によれば、ディ・フランチェスコは試合後に「僕の人間性を攻撃するコメントがSNSで出回っているのはすごく遺憾だった。僕が受けた教育とは程遠いものだ」と、改めて差別発言を否定している。
「ピッチでの言い合いだった。もちろん、そういう状況になって、相手に『申し訳ない、ミスター・コスタ』なんて言うはずがない。彼も僕に対して、僕も彼に対して、それぞれ汚い言葉は吐いたかもしれない。だけど、そこで僕が人種差別発言をしたというなら、僕は今日にでも死ぬよ。そんなことは言っていない。そのことはもうハッキリ言ったし、今後はもう話したくない」
現状、明暗分かれたかたちのドグラス・コスタとディ・フランチェスコ。両者の今後が注目される。