選手・監督 寸評・採点
※週刊サッカーダイジェスト8.5号（７月23日発売）より
 
【G大阪】
［GK］
1東口順昭　6　
クリスティアーノとの１対１を止めて失点を阻止。完封勝利に貢献。
［DF］
14米倉恒貴　5.5　
前半は推進力を見せていたが、時間の経過とともに存在感が薄れる。
3 西野貴治　6　
盛田の高さに対抗。20歳とは思えぬ冷静な対応で甲府の攻撃を封殺。
8 岩下敬輔　6　
こまめなラインコントロールを行ないつつ、カバーリングも怠らず。
22 オ・ジェソク　5.5　
パスやトラップの精度を欠き、ポジショニングを間違えたシーンも。
［MF］
15今野泰幸　6　
目立ちはしなかったが、パスを捌きつつ、１対１では確実に潰した。
7 遠藤保仁　6　
相手の素早いプレスを簡単にいなし、ショートパスでリズムを作る。
13 阿部浩之　5　
守備に奔走するも、攻撃面では力を発揮できず、連係もいまひとつ。
19 大森晃太郎　5　
得点に絡んだとはいえ、90分を通して貢献したのは主に守備面のみ。
［FW］
39 宇佐美貴史　6.5　
繊細なタッチと絶妙なシュートで先制ゴール。個人技の高さが光る。
11 倉田秋　6.5　
反転からの絶妙なボレーは圧巻。最後まで守備の役割も果たした。
［交代出場］
FW 29 パトリック　5.5　
高さで基点となるシーンはあったが、まだ日が浅く、周囲と噛み合わず。
MF 27 内田達也　-　
終盤、中盤の安定化のために出場。ミスはないが特に見せ場もなし。
［監督］
長谷川健太　5.5　
２点を奪った後は攻撃が機能不全も、守備面を重視して勝利を得る。
 
【甲府】
［GK］
1 荻晃太　5　
失点したシュートはいずれも止めるのが難しかった。反応はしていたが。
［DF］
26 青山直晃　5　
宇佐美の対応で間合いを詰め切れず。球際でボールを見過ぎる傾向。
4 山本英臣　6　
最終ラインを統率し、相手のシュートを３本に抑えたのは高く評価。
6 佐々木翔　5.5　
１対１の対応は安定も、２失点目の場面で倉田に付き切れなかった。
［MF］
2 福田健介　5　
両軍で最も存在感が薄く、攻守に貢献度が低いまま、前半で交代。
23 稲垣祥　5.5　
縦パスをなかなか入れられず。後半は右WBに回り攻守両面で奮闘。
5 マルキーニョス・パラナ　5.5　
パスをシンプルに散らして後方支援。ただ上がる場面は皆無だった。
27 阿部翔平　5.5　
前半はボールを受けて攻撃に顔を出すも、徐々に運動量と質が低下。
11 ジウシーニョ　5　
ボールによく触ったが、やや孤立気味。仕掛けもどこか単発だった。
10 クリスティアーノ　5.5　
唯一、個人技で打開していた。ただ、57分の決定機はモノにできず。
［FW］
19 盛田剛平　5　
ボールが一切収まらず、簡単に倒されて攻撃の基点になれなかった。
［交代出場］
MF 29 水野晃樹　5　
ゴールへ向かう姿勢は感じるも空回り気味。状況判断にも課題あり。
MF 30 保坂一成　5.5　
こぼれ球を回収したが、パスミスなどもあってリズムを作り切れず。
FW 9 阿部拓馬　-　
移籍後初出場で鋭いドリブルを披露。得点に至らずも攻撃を活性化。
［監督］
城福浩　5.5　
怪我人が続出したなか、適材適所でやりくりするも質の部分は課題。
 
［試合内容］
９分、エリア内に侵入した宇佐美の鮮やかなゴールでG大阪が先制すると、26分にも倉田が追加点を奪う。後半はメンバーをふたり入れ替えた甲府が主導権を握り、ゲームを支配したが、G大阪はゴールを許さずに逃げ切った。