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来季浦和内定の明大主将が見せた驚異のディフェンス! 総理大臣杯優勝を引き寄せた圧巻の堅牢ぶり

カテゴリ:大学

竹中玲央奈

2018年09月11日

3年連続で決勝のピッチでスタメンに

明治大に2年ぶりの総理大臣杯をもたらした主将の岩武(中央)。3年連続で決勝のピッチに立った。写真:竹中玲央奈

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 明治大がファイナルの舞台で大阪体育大を2−0で倒し、2年ぶりに夏の大学王者の座に輝いた。明治大は今回で4年連続の決勝進出という偉業を成し遂げた訳だが、そのうち3回、先発メンバーとしてピッチに立った選手が一人いる。
 
 来季から浦和レッズの一員となることがすでに発表されている主将・岩武克弥である。CBとしてチームの堅守を支え、準決勝と決勝の連続完封勝利に貢献。
 
 決勝は立ち上がりこそ相手にペースを渡してしまったが、その後はほぼピンチを迎えることなく、人材豊富なアタッカー陣が生んだ2ゴールで勝利を手繰り寄せた。この結果を受けて大体大の選手たちは口を揃えて「結果以上に差があった」と語り、明治大の最後列が披露した守備の堅さに言及をしていたのが印象的である。
 
 大体大の攻撃陣を苦しめた守備陣の中心に居たのが岩武だった。身長は174センチと決して大柄ではない。しかし、局面における適切なポジショニング取りのスピードと、ボールを奪いにいくタイミングは抜群だ。そして何より積極的な声かけで周囲を動かしながらグループでの守備強度を上げることもできる。複数のJクラブが興味を寄せるもう1人のCB・上夷克典とのコンビは90分通して大きな穴を作ることがなく、この決勝でもその特徴を貫徹しきった。
 
 岩武の本来のポジションはSBであり、CBに挑戦をしたのは今年に入ってからである。いわゆるチーム事情に寄るもので決して本人の意志からではないのだが、それでも「自分の足りない部分を伸ばす」ためと受け入れて本職さがならのプレーができるのも彼の凄みと言えるだろう。
 
 それだけスーパーな存在であるのは当然でもある。岩武は大分U-18在籍時の2014年には高校3年生ながらJ2で10試合に出場しているのだ。
 
 同期である坂井大将(新潟)や姫野宥弥(大分)らと共に当然のごとくトップ昇格の打診を受けた。しかし彼はこれを断って明治大に進学したのである。文武両道の道を歩みたいという点に加え、「サイドバックに良い選手が育つイメージがあった」というのが明治大を選んだ理由だった。1年時には室屋成(FC東京)が同じポジションにいたためにレギュラーを奪うまではいかなかったものの、代表で離脱することが多かったこの先輩の不在時に出場して信頼を勝ち取り、室屋が4年を待たずにプロ入りをして部を離れてからは不動の地位を勝ち取った。そして浦和からのオファーを受け、この春に“4年遅れ”でのプロ入りを確約させた。
 
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