レバンドフスキは前線でチャンスを創出

レバンドフスキは先制点のアシストの他、落ち着いたプレーでチャンスを創出。一方、バロテッリはボールに触れる機会も少なく、見せ場がないまま後半途中でベロッティと交代した。 (C) Getty Images
9月7日(現地時間)、UEFAネーションズ・リーグが欧州各国で行なわれ、リーグA・グループ3ではイタリアがポーランドと対戦し、1-1で引き分けた。
ホームのイタリアはマンチーニ体制で初の公式戦、一方、ポーランドはロシア・ワールドカップの日本とのグループリーグ最終戦以来となる代表戦となった。
ボローニャでの一戦、互いに局面で厳しいチェックと当たりを見せる。最初に決定機を作ったのはポーランド。6分、エースのレバンドフスキが前線で粘ってからスルーパスを通すと、ジエリンスキがGKと1対1の場面を迎えるが、シュートは好反応を見せたドンナルンマに防がれた。
ホームのイタリアはマンチーニ体制で初の公式戦、一方、ポーランドはロシア・ワールドカップの日本とのグループリーグ最終戦以来となる代表戦となった。
ボローニャでの一戦、互いに局面で厳しいチェックと当たりを見せる。最初に決定機を作ったのはポーランド。6分、エースのレバンドフスキが前線で粘ってからスルーパスを通すと、ジエリンスキがGKと1対1の場面を迎えるが、シュートは好反応を見せたドンナルンマに防がれた。
対するイタリアは、19分、ベルナルデスキが自ら倒されて得た好位置でのFKで直接ゴールを狙うが、わずかにクロスバーを越える。
ともに効果的な攻撃を仕掛ける頻度は低いものの、そのなかでポーランドは26分にもロングスローからヘッドで繋いで、最後はクリホビアクが惜しいシュートを放つなど(これもドンナルンマがセーブ)、ホームチームよりも多く、相手ゴールに迫る。
37分、イタリアはCFのバロテッリがペナルティーエリア外から強引にファーストシュートを放ち、枠を大きく越えるが、直後にベルナルデスキが縦パスを受け、前が空いた状態でシュートチャンスを得る。しかし、ゴール左隅を狙った丁寧なインサイドのシュートは、外に逸れていった。
イタリアが最初の決定機を逸してから3分後、ポーランドはレバンドフスキがエリア左外でボールを受け、ファーへクロス。これをフリーで走り込んだジエリンスキがダイレクトボレーで合わせ、ついにドンナルンマの牙城を崩した。
アウェーチームのリードで折り返した試合、後半も最初に惜しい場面を作ったのはポーランド。47分、クルザワが左サイドから持ち込んでシュート。DFに当たって流れたところをレバンドフスキが素早く反応するが、枠は捉えられなかった。
しかし、ここから攻勢に立ったのはイタリア。インシーニェが再三、左から仕掛け、52分にはベルナルデスキがカットイン、わずかにゴール左外に逸れるも、鋭いシュートでGKファビアンスキを慌てさせる。
しかし、イタリアは選手同士の連動した動きや組織プレーに乏しく、相手の意表を突くようなプレーもないため、ボールポゼッションでは上回るも、ポーランドには容易に攻撃を封じられる。
71分、インシーニェが中央に持ち込んでからのラストパスをボナベントゥーラがダイレクトで叩いたプレーは効果的だったが、シュートは大きくクロスバーをオーバー。73分にはキエーザが左から積極的なドリブルで仕掛けてフィニッシュに持ち込むが、ファビアンスキにキャッチされる。
そして76分、カウンターからキエーザがエリア内でブワシュチコフスキに倒され、イタリアはPKを獲得。これをジョルジーニョがファビアンスキの逆を突いて決め、ようやく試合を振り出しに戻した。
この後、両チームの動きは激しくなり、勝点3を狙う意思をともに示すも、相手の守備を崩すまでには至らず、スコアが動くことなく試合終了のホイッスルが鳴った。
両国が勝点1を分け合ったグループ3。次の試合は10日、ポルトガルがホームにイタリアを迎える。