安藤駿介(以下:安藤) 進行役って聞いて、正直、今、不安に襲われてるでしょう?(笑)。
登里享平(以下:登里) いやいや、大丈夫やって!(汗)
安藤 じゃあ、しっかり進めよう(笑)。まずは自己紹介しないとだよ。
登里 あっ、そこからか!(笑)
安藤 そうだよ。『多摩川エコラシコ』をテーマに話しをするこの機会に、なぜ僕ら2人が選ばれたのかを説明しないと。
登里 なるほど。そこからか(笑)。今年で10回目の開催となる『多摩川エコラシコ』は、選手会が中心となって進めてきたイベントで、多摩川の美化を目的とした清掃活動を行ってきた。僕は3年前まで選手会長をやらせてもらっていたこともあって、とくにこのイベントには思い入れが強いんだよね。実際、多摩川の清掃活動を続けていくことで、年々、ゴミの量が減ってきていることも実感している。某テレビ番組でも取り上げられていたけど、徐々に多摩川に生き物が戻ってきているということも知った。自分自身も釣りが好きなので、自ら川や海を綺麗にすることで、さらに趣味である釣りを楽しむことができればなって。

登里 完璧!
安藤 このくらい当たり前だよ。どんどん進めちゃうよ(笑)。では、ここで『多摩川エコラシコ』には欠かせない人を紹介したいと思います。「とどろき水辺の楽校」の鈴木眞智子さんです。僕らは眞智子さんのことをよく知っているのですが……
登里 ……読者の方には知らない人もいると思いますので、自己紹介をお願いしてもいいですか?
安藤 横からかっさらった……。
登里 まあ、いいじゃん(笑)。
鈴木 はい。「とどろき水辺の楽校」の鈴木眞智子です。「とどろき水辺の楽校」は、主に多摩川で活動している団体なのですが、目指しているのは多摩川を綺麗にすること。先ほど、お2人も話してくれましたけど、多摩川の水を綺麗にし、生き物が戻ってきて、この多摩川がみなさんの憩いの場になればいいなという思いで日々活動しています。多摩川の土手に桜並木があるのですが、2000年にそれを植えたことが、もともとのきっかけだったんですよね。そこから今年で活動も19年目。「とどろき水辺の楽校」の活動としては16年目になります。川崎フロンターレとの関わりは2008年から。当時、選手だった伊藤宏樹さんが中心になって、スタジアム周辺の清掃活動をしていたそうなんですけど、それを多摩川の河川敷まで広げたいということで話を持ちかけてくれたんです。何か一緒に活動できないかということで、2008年に第1回の『多摩川エコラシコ』を開催したんですよね。
安藤 そこがスタートだったんですよね。