バロンドール受賞には自信あり!
アトレティコ・マドリーではヨーロッパリーグ(EL)を制覇し、フランス代表ではワールドカップで優勝した。いずれのチームでも主軸として貢献したアントワーヌ・グリエーズマンが、自信を深めているのは当然だ。
2016年のバロンドールでは3位に終わったグリエーズマンだが、今度こそ栄光に手が届くかもしれないと感じている。
2016年のバロンドールでは3位に終わったグリエーズマンだが、今度こそ栄光に手が届くかもしれないと感じている。
「ESPN」によると、グリエーズマンはフランス紙『L'Equipe』で「(バロンドールのことを)考えているよ。どんどん近づいているからね」と述べた。
「2016年の時は、2つの決勝(チャンピオンズ・リーグとEURO)で負けてしまった。でも、今回は3つの決勝(CL、W杯、UEFAスーパーカップ)で勝っている。バロンドールは、選手にとっての頂点だ。それ以上はない。リーグやW杯の優勝トロフィーとも違う」
「これ以上、何か必要なのか? と自問するほどだ。3つのトロフィーを勝ち取り、決定的なタイミングで重要な存在でいられた。ただ、投票するのは僕じゃない。だけど、最終ノミネートには含まれるべきだろう」
しかし、FIFAが先日発表した年間最優秀選手賞の最終候補3名に、グリエーズマンの名前はなかった。選ばれたのは、レアル・マドリーでチャンピオンズ・リーグ(CL)3連覇に貢献したクリスチアーノ・ロナウドと、そのチームメイトでクロアチア代表をW杯準優勝に導いたルカ・モドリッチ、そしてプレミアリーグ得点王に輝いたCLファイナリスト、リバプールのモハメド・サラーだ。
これに対し、グリエーズマンは「おかしいよ。恥ずべきだ」と、自身を含めて世界王者となったフランス代表から候補者が出なかったことで、FIFAを批判している。
「FIFAの賞だよね? そしてW杯はFIFA主催だよね? 僕らはW杯で優勝した。それなのに、フランスの選手がいない。世界王者がいないなんて、驚きだよ」
実際、アトレティコは公式SNSで、3つのトロフィーを並べ、そのひとつにキスをするグリエーズマンの写真を投稿。「言葉がない」と、FIFAの決定に驚きを表している。
では、『France Football』誌が主催するバロンドールでは、グリエーズマンは最終候補に入るのか。そしてC・ロナウドとリオネル・メッシの時代に終止符を打つのか。今後が注目だ。