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日本人初のR・マドリー元スタッフが明かす“ウラ話” 「ペレス会長が本当に作りたいのは銀河系ではなく…」

カテゴリ:ワールド

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年08月23日

「27歳以上のストライカーは獲らない。つまり…」

日本人で初めてR・マドリーに“入団”した酒井氏。主に日本市場に向けたマーケティング業務を担当した。

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 レアル・マドリーは、スポーツマネジメントのMBA(経営学修士号)を取得できる大学院を開設している。そのスクールに日本人として初めて合格したのが、酒井浩之氏だ。卒業後は同コースから一人という狭き門を突破してインターンシップに採用され、その後、フロントスタッフとしてマドリーで働いた。これも日本人として初めてである。

『ワールドサッカーダイジェスト』では、マーケッターとして約2年間マドリーで活躍した酒井氏に、スペイン・サッカーやマドリーに関する裏話やこぼれ話を、貴重なエピソードとともに語ってもらう新連載をスタート。その一部をウェブ版として紹介する。第1回のテーマは、古巣マドリーのクリスチアーノ・ロナウドがユベントスに加入するなど、今夏も小さくない動きがあった「移籍市場」だ。

――◇◇――◇◇――◇◇――◇◇――

 今夏の移籍市場で最大のニュースは、やはりクリスチアーノ・ロナウドの移籍ですね。もちろん抜けた穴は小さくありませんが、マドリーは1億1700万ユーロ(約152億円)の移籍金を手に入れ、獲得した時のコストをペイできた。33歳という年齢も考えると、上手くやったんじゃないですかね。

 後釜にいろいろと名前が挙がっていますが、クラブの(目に見えない形で存在する)現在のポリシーからすると、27歳以上のストライカーは獲らないはず。つまり、29歳のロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)の獲得はないと思います。

 ロペテギ監督は「C・ロナウドの代わりはベイル」と明言しているし、欲しいのはむしろ好不調の波が激しいカリム・ベンゼマのバックアッパー。昨夏にリヨンヘ放出したカンテラ上がりのマリアーノを買い戻すかもしれません。

 マドリーはサンティアゴ・ベルナベウの改築を控えているので、いまは出費を抑えたいというのが本音。もしビッグネームの移籍があるとしたら、エデン・アザール(チェルシー)ぐらいですかね。ただ、法外な移籍金を支払ってまでは獲らないと思います。

 そもそも移籍に関するニュースには、信憑性に疑問符の記事も少なくありません。マドリーのオフィスでは、他のクラブの幹部や代理人をよく目にしましたが、「今日は○○の関係者が来ていた」と、記者に漏らしてしまうスタッフが中にはいるんです。それを基に記者が憶測記事を書くんですよね。新聞は刺激的な見出しを打って、売れればいいわけですから。

 移籍の噂に信憑性があるかのひとつの判断材料として、注目すべきはクラブの株価の動向です。ユベントスは株式を公開していて、クリスチアーノの獲得が発表される直前に株価が急騰したので、これは決まるんだろうな、と確信しました。
 
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