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育成の現場から/サッカースクール紹介 第3回 三郷スポーツクラブアスリート produced by スポキャリ&プレグラ

カテゴリ:PR

2018年08月30日

「FCアスリート三郷では、シャツを入れるよう指導しています」

将来の夢はサッカー選手! 子どもたちのなりたい職業の上位に、サッカー選手がランキングされるようになって久しいが、いまもその人気は衰えておらず、都心を中心にサッカースクールの数は増え続けている。その指導スタイルやメソッドはさまざまあるが、目指すところは一緒で、選手として、人として成長させてあげたい、という思いだろう。指導者(運営者)はそのために、どんなことを考え、どんなことを実践しているのだろうか? そして求められる人材は? 現場の方たちのインタビューを通して探っていく。

【プロフィール】中川 健太(なかがわ けんた)/1985年1月5日生まれ/埼玉県八潮市出身/一般社団法人三郷スポーツクラブアスリート代表

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●中川さんは、22歳からずっとサッカーの指導に携わってらっしゃいますが、きっかけはなんだったのですか?

「もともとは幼稚園の先生を目指していたんです。そんな時に、サッカー少年団の指導をしてみないかと誘われました。当時は、サッカー指導者って地元のお兄ちゃんがやっているようなものかなと思っていたくらいです」

●たしかに、サッカーの指導者=職業になったのは、最近のことかもしれませんね。

「どうやったらプロの指導者になれるのか、悩んでいた時に、山本さん(山本浩義/現アスルクラロ副会長)に声をかけていただいて、道が決まりました。たくさんのスタッフがいて、チームバス、グラウンドがある環境でした。初めてそういったクラブを見たので、単純にすごいなあと(笑)。僕が思い描いていたものがそこにあったので、このクラブで指導しようと決めました。それから、偶然なんですけど、僕はジュビロのファンだったので、山本さんのお兄さんが、昌邦さんというところにも、惹かれました(笑)」

●もう、運命だったのですね。

「その後、独立しました。よく色んな人から、好きなことを仕事にできて良いねって言われます。現実はいろいろとたいへんですけど」

●三郷スポーツクラブアスリートを立ち上げた経緯を教えてください。

「まず考えたのは、アスルクラロさんにはたいへんお世話になっていたので、迷惑をかけられないなと。選手の奪い合いもしたくないし、共存したいという思いがありました。地元を離れて指導する決意ができたのはその時です。近隣を調査していく中で、三郷市の条件が良かったんです。人口も増えていて、新しい路線(つくばエクスプレス)もできた。そして、八潮市よりもグラウンドの数がちょっとだけ多い。グラウンドの確保ができたため、正式にクラブをスタートさせました。地元からも離れていなかったので、いままでお世話になった人たちと交流ができて、楽しそうだなと(笑)」

●三郷アスリートの対象年齢を教えてください

「いまは4歳(年中)から小6までと、女子(ガールズ)も指導を行なっています」

●クラブが一番大切にしていることは何ですか?

「人間形成の部分ですね。たとえば、シャツを入れるよう指導しています。『仕事の時に着るスーツだってシャツ出さないよね?』 と、チームをつくった時から言ってきたので、習慣化できているのかな、と思います。いまでは、上級生が先に小さい子に注意してくれます。身だしなみもあいさつも、将来大人になって仕事をする時に必要になりますから、いまここで学んでほしいと考えています」

●そういう意味では厳しいクラブなのでしょうか?

「うちは厳しいです、と必ず伝えています。先に保護者の方には知っていてほしいですから。厳しく言う時もありますが、引きずらないように心掛けています。怒られて泣いてしまう子もいますけど、その後にフォローもします。でも、先日、試合で他のチームを見た時、指導の仕方がとても厳しくて。。。まだ僕らは優しいなと思いました(笑)」

●親御さんが指導方針をどう考えるのか、クラブ運営のうえでは重要ですよね?

「たしかに、昔に比べて過保護になっているのかなあ、とは感じます。いずれにしても、われわれにできるのは、クラブの方針をしっかり理解してもらうこと。そして、一生懸命指導している姿を見てもらうことしかありません」

●ご自身が指導者として、大切にしていることはありますか?

「向上心かな。子どもを成長させるためには、自分も成長しなければいけないというのを、ちゃんと理解しないといけないと思っています」

●コーチを採用する際も、その点は重視されますか?

「それと情熱ですかね。勝つことがすべてではないですが、子どもも真剣ですから。こちらの真剣に、勝つために、ああしよう、こうしようと、情熱をもって子どもたちに向き合い、そして、自らも、成長しようと考えている人が良い指導者だと思います。今年は新卒で職員になるコーチがいるので、彼には厳しくしようかなと(笑)」

●コーチに対しても厳しく?

「教える側も真剣にならないと。ただ、指導していく中で感じていくことだとも思うので、とくにアルバイトの子たちには、危険対策やケガ予防など、絶対に気をつけてほしいところだけを伝えて、基本はのびのびやらせています。こちらからも『楽しめている?』、『不安なことはない?』など、こまめに聞くようにしていますね」

●代表という立場だと、いろいろなことに目を向けないといけませんね。。

「全部自分で決めてやっていく役職ですからね。ただ、たいへんですけど、やりがいはありますよ。子どもたちの上達、成長が何よりの力になります」

●2年後には1期生が卒団することになりますが、彼らには将来、どんな大人になってほしいですか?

「夢を持つだけじゃなく、それに対して取り組む姿勢も身につけてほしいと思っています。もちろん、サッカーで世界に羽ばたく選手になってくれるとうれしいですが、サッカー選手にしても社会人にしても、周りから『スゴイな』と言われる人になってほしい。『アイツは勉強もすごいな』とか『アイツは皆に優しいな』みたいな」
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