「1点目が決まったから、チームに良いプレーが生まれたと思う」
[J1リーグ22節]浦和4-0磐田/8月15日/埼玉スタジアム2002
4-0で勝利を挙げた磐田戦後、ファブリシオは笑顔だった。理由は明快だ。プロサッカー人生で2度目、Jリーグでは初となるハットトリックでチームの勝利に貢献したからである。
今夏にポルティモネンセ(ポルトガル)から加入したブラジル人アタッカーは、8月16日に行なわれたJ1リーグ22節の磐田戦で積極的にゴールを狙った。
立ち上がりからキレのある動きで相手のペナルティエリア内に侵入し、危険な場面を作り出す。前半こそ得点を決められなかったが、迎えた後半はファブリシオの独壇場だった。
スコアレスで迎えた55分。森脇良太のパスが相手DFに阻まれると、青木拓矢がセカンドボールを拾ってペナルティエリアの外からミドルシュートを放つ。これは磐田の守護神・カミンスキーの好セーブに防がれるが、こぼれ球に反応したファブリシオが左足で鮮やかなダイレクトボレーを叩き込んだ。
これで勢いに乗ったファブリシオは続く61分に再び輝きを放つ。武藤雄樹のスルーパスから難なくゴールを決めたのだ。
そして、ハットトリック達成となる3点目は、槙野智章のヘディング弾で3-0とリードを広げて迎えた90分。
センターサークル付近から途中出場のルーキー・荻原拓也がドリブルを開始する。一気にゴール前へ持っていくと、ラストパスを受けたファブリシオは右足でトラップし、左足で逆サイドネットを射抜いた。
4-0で勝利を挙げた磐田戦後、ファブリシオは笑顔だった。理由は明快だ。プロサッカー人生で2度目、Jリーグでは初となるハットトリックでチームの勝利に貢献したからである。
今夏にポルティモネンセ(ポルトガル)から加入したブラジル人アタッカーは、8月16日に行なわれたJ1リーグ22節の磐田戦で積極的にゴールを狙った。
立ち上がりからキレのある動きで相手のペナルティエリア内に侵入し、危険な場面を作り出す。前半こそ得点を決められなかったが、迎えた後半はファブリシオの独壇場だった。
スコアレスで迎えた55分。森脇良太のパスが相手DFに阻まれると、青木拓矢がセカンドボールを拾ってペナルティエリアの外からミドルシュートを放つ。これは磐田の守護神・カミンスキーの好セーブに防がれるが、こぼれ球に反応したファブリシオが左足で鮮やかなダイレクトボレーを叩き込んだ。
これで勢いに乗ったファブリシオは続く61分に再び輝きを放つ。武藤雄樹のスルーパスから難なくゴールを決めたのだ。
そして、ハットトリック達成となる3点目は、槙野智章のヘディング弾で3-0とリードを広げて迎えた90分。
センターサークル付近から途中出場のルーキー・荻原拓也がドリブルを開始する。一気にゴール前へ持っていくと、ラストパスを受けたファブリシオは右足でトラップし、左足で逆サイドネットを射抜いた。
後半はシュート5本で3ゴール。好機をしっかりと生かし、チームに3試合ぶりの勝利をもたらした。
試合後、磐田戦の活躍を素直に喜んだファブリシオ。囲み取材も和やかに進んでいくなかで、「磐田戦で決めたゴールで最も気に入っているのはどれ?」という質問が飛ぶと、殊勲のヒーローは先制弾と答えた。
ただ、その理由は美しい弾道のファインショットだったからではない。「ファーストゴールが一番良かった。肩の力が抜けるものになったし、自信にもなった。それは個人だけではなく、チームとしてもそうだった。1点目が決まったから、チームに良いプレーが生まれたと思う」とし、浦和に勢いを付ける一撃だったからだ。
普段、ファブリシオは陽気な性格で周りを和ませてくれる。そんな一面を持つ一方で、サッカーに対しては誰よりも真摯に取り組み、チームに貢献するプレーを一番に考えている。だからこそ、ベストゴールに先制弾を選んだ。
「今後も謙虚に継続してやっていければ、もっとチームに貢献できる」と胸を張った12番は、次節以降も浦和のためにネットを揺らすつもりだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
【浦和 4-0 磐田 PHOTO】ファブリシオがJ初のハット!!4-0で浦和が磐田を粉砕!
試合後、磐田戦の活躍を素直に喜んだファブリシオ。囲み取材も和やかに進んでいくなかで、「磐田戦で決めたゴールで最も気に入っているのはどれ?」という質問が飛ぶと、殊勲のヒーローは先制弾と答えた。
ただ、その理由は美しい弾道のファインショットだったからではない。「ファーストゴールが一番良かった。肩の力が抜けるものになったし、自信にもなった。それは個人だけではなく、チームとしてもそうだった。1点目が決まったから、チームに良いプレーが生まれたと思う」とし、浦和に勢いを付ける一撃だったからだ。
普段、ファブリシオは陽気な性格で周りを和ませてくれる。そんな一面を持つ一方で、サッカーに対しては誰よりも真摯に取り組み、チームに貢献するプレーを一番に考えている。だからこそ、ベストゴールに先制弾を選んだ。
「今後も謙虚に継続してやっていければ、もっとチームに貢献できる」と胸を張った12番は、次節以降も浦和のためにネットを揺らすつもりだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
【浦和 4-0 磐田 PHOTO】ファブリシオがJ初のハット!!4-0で浦和が磐田を粉砕!