森保監督御前で南米王者を相手に奮闘!C大阪の安藤瑞季は「意識していなかった」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2018年08月09日

72分、75分と立て続けにチャンスを迎える

後半途中から出場した安藤。南米王者にも物怖じせず、ゴールに迫った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[スルガ銀行チャンピオンシップ]C大阪0-1インデペンディエンテ/8月5日/ヤンマースタジアム長居
 
 スルガ銀行チャンピオンシップで、昨季ルヴァンカップ王者のセレッソ大阪が、昨季コパ・スダメリカーナを制したインデペンディエンテと対戦。しかし、0-1で南米チャンピオンの軍門に下った。
 

 この試合で小さくないインパクトを残したのが、19歳の安藤瑞季だった。59分から途中出場すると、何度もDFの背後を突き、チャンスに顔を出した。72分には秋山大地の浮き球のパスに反応してゴール前に飛び出せば、75分には田中亜土夢の縦パスに抜け出し、エリア内からシュートを放った。
 
 72分のシーンはDFに阻まれ、75分のシュートは枠を捉えられなかったが、この日視察に訪れていた森保一日本代表監督(兼東京五輪代表監督)に、存在を印象付ける奮闘だっただろう。
 
 しかし、試合後の安藤は冷静だった。
 
「自分は代表に選ばれていないですから。でも選ばれるように、『安藤瑞季が欲しい』と言われるようなプレーヤーになっていけたら、いつか声がかかって、五輪も視野に入っていくと思う。今はチームとして、今日はタイトルが取れなかったですけど、リーグ戦に向けて、早く勝ちが取れるように、そういう想いでプレーしていました。森保さんは意識していなかったんです。今日勝ちにこだわるというところで、結果負けてしまったんですけど、すごい良い経験にはなったと思います」
 
 U-19代表ではエースの地位を築く安藤だが、8月14日から開かれるアジア大会に臨むU-21代表に“飛び級招集”はされなかった。それでもいつか、世代を飛び越えてでも求められるような選手になるために――。安藤は、南米の強豪との対戦でまたひとつ大きくなった。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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