僚友・冨安は「すごい。本当にすごいとしか言いようがない」
ベルギー・リーグ第2節、8月5日のヘンク戦当日、シント=トロイデン(STVV)に移籍した遠藤航にビザが下り、そのまま18人のメンバーに名を連ねた。0-0のまま進んだ後半、戦況を眺めながら日本代表MFはずっとウォーミングアップを続けていた。
「カウンターからチャンスになりそうだな」
サイドライン際で、そう遠藤は思っていたという。
68分、いよいよ遠藤にお呼びがかかる。ハーフウェーラインまで出てきたが、ここはちょうどヘンクが好位置でFKを得たところ。ワンプレー待って、遠藤はピッチに入ることになった。するとヘンクのMFラスラン・マリノフスキーが強烈なFKをSTVVゴールの右上隅に決めてしまった。0-1。手痛い失点にチームメイトがうなだれるなか、遠藤は69分ににピッチに投入された。
「自分が入る瞬間にFKから失点したので、点を取りに行くしかない状況でした。『ゴールを取りに行く』と気持ちを切り替えてプレーしました」(遠藤)
その気持ちが、ボールを持ったらすぐさま縦にパスを出し、自身も前へフリーランニングするという積極性に繋がった。71分、自陣で味方にパスを送った遠藤は一気に敵陣深くまで走り込み、ヨアン・ボリの左からの折り返しをペナルティーエリア手前から右足で合わせた。決して強い当たりのシュートでなかったが、相手GKの意表を突くかのようにボールは左隅へと転がり込んだ。
「カウンターからチャンスになりそうだな」
サイドライン際で、そう遠藤は思っていたという。
68分、いよいよ遠藤にお呼びがかかる。ハーフウェーラインまで出てきたが、ここはちょうどヘンクが好位置でFKを得たところ。ワンプレー待って、遠藤はピッチに入ることになった。するとヘンクのMFラスラン・マリノフスキーが強烈なFKをSTVVゴールの右上隅に決めてしまった。0-1。手痛い失点にチームメイトがうなだれるなか、遠藤は69分ににピッチに投入された。
「自分が入る瞬間にFKから失点したので、点を取りに行くしかない状況でした。『ゴールを取りに行く』と気持ちを切り替えてプレーしました」(遠藤)
その気持ちが、ボールを持ったらすぐさま縦にパスを出し、自身も前へフリーランニングするという積極性に繋がった。71分、自陣で味方にパスを送った遠藤は一気に敵陣深くまで走り込み、ヨアン・ボリの左からの折り返しをペナルティーエリア手前から右足で合わせた。決して強い当たりのシュートでなかったが、相手GKの意表を突くかのようにボールは左隅へと転がり込んだ。
ゴールシーンを遠藤はこう振り返る。
「あのシーンはけっこう落ち着いていたというか、集中していて、あんまり振りすぎずにコースに流し込むようなイメージで蹴ったので、そんなにスピードはなかった。DFとキーパーが逆を突かれた感じだと思いますね」
ピッチに立って、わずか2分でチームの苦境を救うゴールを決めた遠藤に、CB冨安健洋は「すごい。本当にすごいとしか言いようがないです。今日のゴールでサポーターの心も選手の心も、しっかり掴んだんじゃないかなと思います」と感嘆することしきりだった。
「あのシーンはけっこう落ち着いていたというか、集中していて、あんまり振りすぎずにコースに流し込むようなイメージで蹴ったので、そんなにスピードはなかった。DFとキーパーが逆を突かれた感じだと思いますね」
ピッチに立って、わずか2分でチームの苦境を救うゴールを決めた遠藤に、CB冨安健洋は「すごい。本当にすごいとしか言いようがないです。今日のゴールでサポーターの心も選手の心も、しっかり掴んだんじゃないかなと思います」と感嘆することしきりだった。