ロシア・ワールドカップでベスト16進出を果たした日本代表が５日、成田空港に帰着。千葉県内のホテルで記者会見を開き、田嶋幸三会長、西野朗監督、長谷部誠主将が登壇した。

　今回のワールドカップ後に代表引退を発表した長谷部は、まず「わざわざまで足を運んでくれたサポーター、日本で応援しくれている方たちの様子も選手には届いていました。本日も空港で多くの方が迎えてくれて選手冥利に尽きます。本当に素晴らしいサポートをありがとうございました」と感謝の気持ちを述べ、次のように続けた。

「大会前はあまり期待されていなかったと思いますが、無関心というのが個人的には怖いと思っていました。このワールドカップで皆さんの関心を集められたと思うので、引き続き、皆さんには代表だけでなく、いろんなカテゴリーの、すべての日本サッカーに関心を持っていただき、時には温かく、時には厳しいサポートをお願いしたいと思います」

　第一声でサポーター・関係者への感謝を述べ、続けて日本サッカーの発展を願う。周囲を気遣い、およそ10年間に渡って代表チームを牽引してきた長谷部誠は、最後までキャプテンだった。