史上3番目に早い得点を決めたデンマーク。そこには「魔のジンクス」が…【ロシアW杯】

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月02日

3分40秒での「両チーム得点」は史上最速

ド派手な幕開けとなったデンマークvsクロアチア戦。このM・ヨルゲンセンの「57秒弾」は決勝Tにおける歴代3位の早さだった。(C)Getty Images

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 熱いバトルが繰り広げられたのが、ロシア・ワールドカップのラウンド・オブ16、デンマークvsクロアチア戦だ。両者1-1のまま延長戦でも譲らず、PK戦に突入しここでもふたりの守護神がハイレベルな競演を見せる劇的展開で、最後はクロアチアがかろうじて激闘を制した。
 
 始まりは文字通り、センセーショナルだった。デンマークが開始57秒にマティアス・ヨルゲンセンが先制点を挙げると、クロアチアも負けじとマリオ・マンジュキッチが3分40秒に同点弾を蹴り込む。米ネットワーク『ESPN』によると、なんとこの攻防がワールドカップ・レコードを更新。両チームが得点を奪った最速記録に認定されたのだ。これまでの記録は前回2014年ブラジル大会のアルゼンチンvsナイジェリア戦でマークされた「3分47秒」だった。
 
 さらにこのM・ヨルゲンセンのゴールは、ノックアウトラウンドだけに限定すれば歴代3位の早さだった。だがそこには、知られざる「魔のジンクス」があったのだ。

 
 もっとも早いのは1938年大会でスウェーデンがハンガリー戦で決めた「35秒」。2番手が1966年大会の北朝鮮で、こちらは準々決勝のポルトガル戦で挙げた先制点が「50秒」ちょうどだった。この両チームは、ともにその後逆転を喫して敗れている。「早すぎる先制点は試合を難しくする」とはよく言われるが、今回のデンマークvsクロアチア戦も同様で、華々しいスタートだった割には延長戦までソリッドな戦いが展開され、最後はPK戦にまでもつれ込む紙一重のゲームだった。
 
 ちなみにこの「57秒」はグループリーグを含めた全体では11位で、惜しくもトップ10を逃がしている。歴代1位は2002年大会に3位決定戦、韓国vsトルコ戦で、後者のエースだったハカン・シュクルが決めた衝撃の「11秒」弾。なかなか破るのが困難な金字塔だろう。
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