【W杯展望|イングランド×ベルギー】ドローなら最終順位は抽選で決する可能性も⁉

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年06月28日

ケインが爆発すればゲルト・ミュラー超えも。

故障者/イングランド=なし ベルギー=なし
出場停止/イングランド=なし ベルギー=なし

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ロシア・ワールドカップ グループG・第3戦
イングランド-ベルギー
6月28日(木)20:00(日本時間27:00)キックオフ/カリーニングラード
 
 すでに決勝トーナメント進出を決めている両チームが、グループ1位の座を懸けて対戦する強国同士のビッグマッチだ。
 
 ともに勝点(6)、得失点差(+6)、総得点(8)がまったく同じであるため、引き分けの場合は反則ポイント(イエローカード=1ポイント、2枚目イエローカード=3ポイント、一発レッドカード=4ポイント)の少ないほうが上位に位置付けられる。2戦目を終えた時点では、2ポイントのイングランドが3ポイントのベルギーを上回る。ちなみに反則ポイントも同じ場合は、抽選によって順位が決まる。
 
 もっともラウンド・オブ16で対戦するのは、いわゆる大国がいないグループHの1位か2位(日本、セネガル、コロンビアのどこか)。首位突破にこだわる必要がそこまでなく、むしろベスト8以降を見据えるなら、フランス、アルゼンチン、ブラジル、ポルトガル、ウルグアイといった難敵との対戦が決勝まで避けられる2位通過のほうが好都合という見方もあるだろう。
 
 もちろん、互いに手を抜くとは考えにくいが、例えばベルギーはラウンド・オブ16での累積警告による出場停止を避けるために、イエローカードを一枚もらっているケビン・デ・ブルイネ、トマ・ムニエ、ヤン・ヴェルトンゲンの3人に加え、軽い故障を負っているロメル・ルカクやエデン・アザールといった主力を温存する見込みで、対するイングランドもここまで出場機会の少なかったマーカス・ラッシュフォードやエリック・ダイアー、ガリー・ケイヒルに出番を与える可能性が高そうだ。
 
 注目プレーヤーは、ベルギーはようやく怪我が癒えそうなCBのヴァンサン・コンパニだ。このディフェンスリーダー不在のパナマ戦とチュニジア戦は、お世辞にも守備が安定していたとは言い難かった。史上初のワールドカップ制覇を狙ううえでコンパニの活躍は不可欠なだけに、故障明けの試合でどこまでフォームが戻っているか注目が集まる。
 
 一方のイングランドは、2試合ですでに5ゴールを挙げ、大会得点王のタイトル獲得が現実味を帯びてきたエースストライカーのハリー・ケイン。このベルギー戦でも爆発すれば、1970年大会で10ゴールを記録したゲルト・ミュラー(西ドイツ)以来となる二桁得点も、決して夢ではない。
 
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