[ロシアW杯グループH] 日本２－１コロンビア／６月19日／モルドビア・アレーナ（サランスク）

　４年前のブラジル・ワールドカップはコロンビアに苦汁を舐めさせられたが、今回は見事に借りを返した日本。左サイドハーフの乾貴士はフル出場し、勝点３を掴むべく最後まで懸命に戦った。

　大会前のネガティブな声をかき消し、見事な勝利を収めたが、乾は試合後のミックスゾーンでチームの足を引っ張ったとして反省の言葉を口にした。「前半は自分自身が良くなくて、迷惑をかけてしまった。後半は切り替えて、とにかく走ろうと思ってやりましたし、ずるずると引きずらずに切り替えないといけないなと思って後半に入りました」と、ハーフタイム後は挽回する想いでピッチに立っていたという。

　試合後に更新した自身のツイッターでも仲間やサポーターなどに謝意を述べつつ、自身が低調な出来だった点を反省した。

「チームに迷惑かけたけど、皆んなのおかげで勝ったー！！ ありがとう(^^) 切り替えて頑張ります！！」

　この喜びの投稿のなかにも、乾の悔しさが見て取れた。

　ただ、乾の想いとは裏腹に、サポーターはネガティブに捉えていないようだ。

「攻撃も守備も獅子奮迅の走りに意気を感じました」
「迷惑はかけてないと思う。 乾選手が最後まで体を張って守備も攻撃もしたから、左サイドからの攻撃が活性化してたと思います」
「原口選手とともに日本の両サイドは本当によく走っていたと思います！」　
「勇気をもらいました」
「後半ラストの左サイドの守備 絶対きついのにめっちゃ戻ってて感動！」
「攻守を支えてましたね～」
「全然迷惑なんかなかった、走りきりました！ ありがとう！」
「攻撃で何度も仕掛けてたし、次、ゴールお願いします！」

　左サイドで献身的に動き回った乾のプレーが、多くの人たちの心に響いていたのは間違いない。

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