「彼がいない時にその存在を痛感させられた」

絶対に落とせないロシア戦で、サラーの登場は!? エジプト・メディアは「ファラオが“ロシアの熊”を退治できるか!?」と綴り、この一戦での勝利に期待を寄せているが……。写真は前日練習。 (C) Getty Images
【6月19日・サンクトペテルブルク|グループA ロシア×エジプト】
日本時間20日3時に、開催国ロシアとのグループステージ第2節に臨むエジプト。前日練習の後、エクトル・クーペル監督は会見で、エースのモハメド・サラーの状態とロシア戦の出場の有無について言及している。
「サラーは、とても良いコンディションにある。トレーニングで使ってみたが、十分にプレーできると思う」
日本時間20日3時に、開催国ロシアとのグループステージ第2節に臨むエジプト。前日練習の後、エクトル・クーペル監督は会見で、エースのモハメド・サラーの状態とロシア戦の出場の有無について言及している。
「サラーは、とても良いコンディションにある。トレーニングで使ってみたが、十分にプレーできると思う」
チャンピオンズ・リーグ決勝で肩を傷めて初戦ウルグアイ戦の出場を回避したサラーについて、アルゼンチン人指揮官はロシア戦でのW杯デビューを示唆したともとれるが、一方で「彼はまだリザーブであり、切り札的な存在だ。今夜、重要なテストを行なう」とも語っており、まだ出場は確実とも言い切れない。
しかし、アルゼンチン人指揮官は「彼は我々のチームにおいて非常に重要な選手であり、そのことを誰も否定することはできない」と不可欠な存在であることを認め、さらに賛辞の言葉を続ける。
「サラーは世界で十指に入る選手であり、最後の25メートルのところで、信じられない能力を発揮する。リバプールでは、それをいかんなく発揮しているが、その前のローマでも彼は重要な武器だった。彼がいない時、我々はその存在の大きさを痛感させられたものである」
ウルグアイ戦では、互角の試合を展開しながら、最後の最後にセットプレーで失点して敗北を喫したエジプト。クーペル監督は「サラーがいれば結果は違っていたかもしれない」と語っていた。
開幕戦で大勝を飾り勢いに乗る開催国を下してグループステージ突破へ望みを繋ぐためには、サラーの存在は欠かせないはずだが、果たして指揮官はどのような判断を下すだろうか。