【移籍市場超速報】ヴィディッチのインテル移籍が大詰め

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年02月27日

インテルとリバプールがサーニャに興味

インテルとの契約交渉が最終段階に入ったヴィディッチ。詰めの話し合いがロンドンで進む。(C) Getty Images

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 移籍マーケットの専門記者という、独自のフィールドを切り開いたイタリア人記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏。

 バルセロナの監督を退任してから、その去就が注目されていたジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープして、一躍ヨーロッパ中にその名を知られるようになった業界随一の事情通が、『サッカーダイジェストWeb』で特ダネを超速報!

 ディ・マルツィオ記者のオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、最新ニュースを厳選して毎日、お届けします。

――◆――◆――

【ヴィディッチ】ロンドンでインテル移籍の詰めに

 インテルのスポーツディレクター(SD)、ピエロ・アウジリオがロンドンに飛んでいる。目的は今シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了するネマニャ・ヴィディッチと、来シーズンからの契約について詳細を詰めること。交渉はすでに最終段階に入っている。

 一方、噂に上っているパトリス・エブラについては、今回はなにもなし。双方が接触を否定している。エブラはユナイテッドとの契約延長についてまだ決断を下していないが、インテルという選択肢は今のところ魅力的なものではないようだ。

 むしろ注目されるのは、バカリ・サーニャ(アーセナル)の動向。やはり今シーズンいっぱいで満了する契約を更新していないこのSBには、インテルだけでなくリバプールも興味を持って接触している。最終的な決断は来週になる見通しで、アウジリオは希望を捨てていない。

【パリSG】マテュイディが2018年まで契約を更新

 パリSGはブレーズ・マテュイディとの契約を2018年まで延長した。アンゴラにルーツを持つフランス代表MFは、パリSGの中盤を支える大黒柱。クラブは、シーズン終了後の移籍に関する噂を打ち消すために、今シーズン末で切れる契約の更新に踏み切った。これでマテュイディはさらに4年間、パリでキャリアを続けることになる。

【カターニャ】テスト中のブラジル人MFマルセリーニョとは?

 カターニアは2月25日から、左利きのブラジル人MFマルセロ・レイチ・ペレイラ(通称マルセリーニョ)をテスト生として練習に参加させている。18歳でフラメンゴのトップチームにデビューすると、翌年はスペインに渡ってアトレティコ・マドリーとヘタフェのBチームに所属。08-09シーズンからは足掛け6シーズンに渡ってギリシャでプレーした。09-10から所属したスコダ・ザンティでは、通算103試合に出場して13ゴールを挙げ、サポーターのアイドルになった。昨夏にはトリノがこのドリブラーに興味を持って獲得に乗り出したが話がまとまらず、9月にUAEのバニアスSCに移籍するも、アラブの環境が肌に合わず半年足らずで契約を解消して現在はフリーの身。しかし、今シーズンはすでに2チームに所属してプレーしており、1シーズンに3つ以上のチームに登録できないというFIFAの規程に抵触するため、新たな移籍は不可能という境遇にある。カターニャでのテストで評価されればそのままチームにとどまるが、登録は来シーズンからとなる。

【広州恒大】ディアマンティが2得点でデビュー

 オーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーとアジアチャンピオンズリーグの開幕戦を戦った広州恒大は、ボローニャから獲得したばかりのアレッサンドロ・ディアマンティの2ゴールを含む大活躍によって、0-2の劣勢をはね返して逆転勝利を飾った。マン・オブ・ザ・マッチも手にして、ディアマンティにとっては申し分のないデビュー。まだ冒険は始まったばかりだ。

【ウィッカム】3か月の短期レンタルでリーズへ

 カリアリの元会長チェッリーノは、買収したリーズ・ユナイテッド(イングランド2部)の補強に余念がない。93年生まれのストライカー、コナー・ウィッカム(サンダーランド)を5月31日までの短期レンタルで獲得したのだ。10-11シーズンにイプスウィッチで頭角を現わしたウィッカムは、パワーとテクニックを合わせ持ったイングランド期待のタレント。翌11-12にサンダーランドに移籍した後、昨年2月から1年間シェフィールド・ウェンズデイ(イングランド2部)にレンタルされ(今シーズンは11試合で8得点)、1月末にサンダーランドに戻ったばかりだった。

【ナポリ】レイナのバックアッパーはトニ・ドブラスに

 ラファエウの故障離脱を受けて第2GKを探していたナポリが、最終的に白羽の矢を立てたのは、ベティスなどでプレーしたトニ・ドブラス。27日14時からメディカルチェックが予定されており、それをパスすれば正式契約の運びだ。

そして――

『GianlucaDiMarzio.com』が日本に進出!

gianlucadimarzio.com』は東洋を目指す。世界中のカルチョメルカート(移籍マーケット)ファンに、新しい、そして重要なコラボレーションのスタートを、喜びとともにお知らせしたい。今日から、私たちが毎日伝えるニュースの中から厳選した内容が、日本の『サッカーダイジェスト』誌が運営するウェブサイト『SOCCER DIGEST Web』に翻訳掲載される。この新しい冒険に向けて、東洋のサッカーに関係するニュースも積極的に取り上げていきたいと思っている(昨日は、本田圭祐がミラネッロで広州恒大の下部組織の選手たちを迎えた写真を掲載した)。このサイトをチェックしてくれている日本の新しい友人たちにも愛を込めてご挨拶したい。よろしく!

【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。

 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。

 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。

 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。

 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。

 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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