［キリンチャレンジカップ2018］日本 ０-２ ガーナ／５月30日／日産スタジアム
 
　０-２で敗れたガーナ戦後、人一倍悔しさを見せていたのが、出場機会が訪れなかった乾貴士だ。乾は右太腿の負傷で別メニュー調整が続いていたが、本人は回復ぶりをアピールする。
 
「今は問題なくできています。最初に負傷した時はひどい打撲で、（ワールドカップに）間に合うか、間に合わないか分からない状況でした。でもいろんな人のサポートで、３日前くらいから（プレー）できる状態になりました。自分が思っていた以上に回復は早いですね。コンディションは良い感じになっています」
 
　だからこそガーナ戦でピッチに立てなかったことに、悔いが残るようだ。
 
「そりゃ悔しいですよ。試合には出たかったですし、アピールしなくてはいけない立場なので。チャンスをもらえなかったのは自分だけではないですが、やっぱり悔しいです。（23人の選考を）どうするかは監督の判断。ただ今シーズンはスペインでずっとやってきたという自信はありますし、チームの役に立てるという気持ちもあります」
 

　また、西野朗監督が導入した３-４-２-１のシステムに順応できるとの確信もあるという。
 
「やるなら２シャドーのところだと思いますし、サイドに張るわけではないので、右も左も関係なくやれるはずです。セレッソ時代は（香川）真司と一緒に２シャドーを組んでポジションを変えながらやれました。そういう連係はできると思いますし、自分に合ったポジションだと感じます」
 
　ガーナ戦は攻撃陣が振るわず無得点に終わった。だからこそ独力で状況を変えられる乾のようなドリブラーが必要になる可能性はある。ラストアピールこそならなかったが、西野監督が23人のリストにその名を加えても不思議はないだろう。
 
取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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