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エースも初招集のタレントも躍動! 韓国のテストマッチ快勝に「悲観的な世論を変えうる」と地元メディア

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月29日

「韓国のメッシ」を敵将も称賛

最激戦区ともいわれるグループFに組み込まれた韓国。悲観的な見方が多いようだが、ここから潮目は変わるか!? (C) Getty Images

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 ロシア・ワールドカップを目前にして出場各国は最後の調整に入っており、5月29日(現地時間)には幾つかテストマッチが行なわれたが、韓国はホンジュラスをホームに迎え、2-0の快勝を収めた。
 
  W杯予選では敗退したものの、オーストラリアとのプレーオフまで進出するほどの実力を誇ったホンジュラスに対し、韓国は積極的な姿勢を見せて61分、エースのソン・フンミンが約25メートルの距離から左足で強烈なシュートをゴール右隅に突き刺して先制する。
 
 さらに72分には、ファン・ヒチャンが左から入れたグラウンダーのクロスをゴール前で受けたムン・ソンミンが、寄せてきたDFを冷静に足技でかわしてからゴールに叩き込み、追加点を奪った。
 
 トッテナムで活躍するストライカーの鮮やかな一撃とともに注目されたのは、A代表デビュー戦を迎えた「韓国のメッシ」ことイ・スンウ。サイドのMFとして先発出場を果たして効果的なプレーを再三披露したバルセロナ育成組織出身者は、右サイドから中央への鋭いドリブルから、ソン・フンミンにラストパスを通した。
 
 ホンジュラスのホルヘ・ルイス・ピント監督から「まるで十分に経験を積んだ選手のようだった。注目されるのも納得できる」と称賛された才能溢れる20歳は、「シン・テヨン監督とはU-20代表の時にも一緒にやっているので、何が望まれているかは分かっていた。先輩たちに助けてもらいながら、満足のいくデビュー戦にできた」と手応えを掴んだようだった。
 
 一方、2点目のゴールを決めたムン・ソンミンは、仁川ユナイテッドに所属する25歳のウイング。韓国では初めてスウェーデンでプレーした選手であり、エステルスンズ、ジュールゴーデンスでプレーした後、昨年より仁川でプレーしている。そんな彼もまた、今回で代表初キャップを刻んだ。
 
 このところ韓国は、キム・ミンジェ、ヨム・ギフン、イ・チャンミン、クォン・チャンフン、イ・グノ、キム・ジンス、チャン・ヒョンス……と怪我人が相次ぐなど、W杯でスウェーデン、メキシコ、ドイツという強敵との対決を迎えるにあたり、不安要素ばかりが噴出していた。
 
 しかし今回、エースがしっかり仕事を果たし、初招集の選手が存在感を示しての快勝により、空気はにわかに変わりつつあるようだ。韓国メディア『スポーツソウル』は「気持ちの良い勝利。テストとして多くの選手を投入したにもかかわらず、満足のいく内容」、また「悲観的な世論を変えうる」とも綴った。
 
 3月のテストマッチでは、北アイルランドに1-2、ポーランドに2-3、と連敗したが、後者では後半途中、ポーランドがメンバーを入れ替え始めたということもあったとはいえ、分厚い攻撃で相手を完全に押し込み、いったんは同点に追いつくなど、力のあるところを見せつけている。
 
「仮想メキシコ」としてのホンジュラスを下した韓国は、6月1日にボスニア・ヘルツェゴビナ戦、7日にボリビア戦、そして11日にセネガル戦と、精力的にテストマッチを行なった後、W杯本大会に臨むこととなる。
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