年齢の割にドッシリと落ち着いていた。「本当に大学生?」と。(後藤優介)
13節を終えて、首位に立つ大分トリニータ。序盤戦の躍進を牽引しているのが、エースの後藤優介とディフェンスリーダーの鈴木義宜だ。ともに片野坂知宏監督の下で不動の主力へと成長し、副キャプテンを任されるなど中心的な役割を担う。
ポジションは違えども、お互いをリスペクトし、信頼を寄せ合う攻守の要に好調トリニータを語り尽くしてもらった。
※『サッカーダイジェスト』2018年5月10日号より抜粋して転載
――◆――◆――
――おふたりは同世代(後藤が1993年生まれ、鈴木が92年生まれ)です。これまでに対談は?
鈴木 ないですね。初めてです。
――お互いをどう呼んでいますか?
鈴木 「ごとう」か「ごっつぁん」だね。
後藤 僕は「のり」か「おじさん」と呼んでいます。「おじさん」のほうが多いかな(笑)。
鈴木 お前がそう呼ぶから、お前の奥さんまで「おじさん」と呼ぶようになったよな!!
――”後藤家公認”ですね。他の選手もそう呼びますか?
後藤 いや、僕だけです(笑)。
――キッカケは?
後藤 最初に会った時の印象が強くて……。年齢(当時21歳)の割にドッシリと落ち着いていて、「えっ、本当に大学生?」という感じで。
鈴木 そこはせめて「お兄さん」でしょ。
後藤 愛を込めて、ですよ(笑)。
ポジションは違えども、お互いをリスペクトし、信頼を寄せ合う攻守の要に好調トリニータを語り尽くしてもらった。
※『サッカーダイジェスト』2018年5月10日号より抜粋して転載
――◆――◆――
――おふたりは同世代(後藤が1993年生まれ、鈴木が92年生まれ)です。これまでに対談は?
鈴木 ないですね。初めてです。
――お互いをどう呼んでいますか?
鈴木 「ごとう」か「ごっつぁん」だね。
後藤 僕は「のり」か「おじさん」と呼んでいます。「おじさん」のほうが多いかな(笑)。
鈴木 お前がそう呼ぶから、お前の奥さんまで「おじさん」と呼ぶようになったよな!!
――”後藤家公認”ですね。他の選手もそう呼びますか?
後藤 いや、僕だけです(笑)。
――キッカケは?
後藤 最初に会った時の印象が強くて……。年齢(当時21歳)の割にドッシリと落ち着いていて、「えっ、本当に大学生?」という感じで。
鈴木 そこはせめて「お兄さん」でしょ。
後藤 愛を込めて、ですよ(笑)。
――10節を終えて首位に立ちました。チームの雰囲気はどうですか?[編集部・注/インタビューは4月26日に実施]
鈴木 練習から良い雰囲気でやれているよね。
後藤 そうですね。みんな球際の強さを意識して取り組んでいますね。実際に試合でも競り勝てるようになってきて結果も出ているから、明るいムードを保てています。
――8節の京都戦と10節の金沢戦では、試合終了間際の得点で勝ち切りました(いずれも1―0で勝利)。
鈴木 その勝利は、失点をゼロに抑えたからこそ得られたものです。「先に失点しない」意識を共有できていて、粘り強さや忍耐力がついてきている。そういう手応えがあるね。
後藤 諦める選手は誰もいないですよね。今は何かアクションを起こせば点が入る予感がありますし。ただ欲を言えば、もっと余裕を持つために、早い時間で点を取りたいですね。
――全員がサボらず、攻守にハードワークしています。
鈴木 片野坂(知宏)監督から、試合前やトレーニング中に、「一体感」を口酸っぱく強調されていますから。ハードワークができないと試合に出られないので、皆がチームを優先してプレーしています。それが結果につながっていますね。
――監督の印象は?
鈴木 やりたいサッカーがハッキリしていて、ブレない。だから僕たちもついていきやすいんです。それに、プレーの判断と質にすごくこだわる。監督が求めるディテールを突き詰めれば、チーム力も個の力もレベルアップするはずです。
――ジェスチャーが激しく、情熱的な監督ですよね。
後藤 熱すぎますね(笑)。
鈴木 試合を観てもらえれば分かるよね。
後藤 ミーティングで得点シーンを振り返る時に、つい監督の姿に目がいっちゃう。ものすごく喜んでいるから。
鈴木 全身全霊で戦ってくれているのが伝わる。
後藤 そこはすごく感じます。だからこそ、何を言われても納得できますね。
鈴木 練習から良い雰囲気でやれているよね。
後藤 そうですね。みんな球際の強さを意識して取り組んでいますね。実際に試合でも競り勝てるようになってきて結果も出ているから、明るいムードを保てています。
――8節の京都戦と10節の金沢戦では、試合終了間際の得点で勝ち切りました(いずれも1―0で勝利)。
鈴木 その勝利は、失点をゼロに抑えたからこそ得られたものです。「先に失点しない」意識を共有できていて、粘り強さや忍耐力がついてきている。そういう手応えがあるね。
後藤 諦める選手は誰もいないですよね。今は何かアクションを起こせば点が入る予感がありますし。ただ欲を言えば、もっと余裕を持つために、早い時間で点を取りたいですね。
――全員がサボらず、攻守にハードワークしています。
鈴木 片野坂(知宏)監督から、試合前やトレーニング中に、「一体感」を口酸っぱく強調されていますから。ハードワークができないと試合に出られないので、皆がチームを優先してプレーしています。それが結果につながっていますね。
――監督の印象は?
鈴木 やりたいサッカーがハッキリしていて、ブレない。だから僕たちもついていきやすいんです。それに、プレーの判断と質にすごくこだわる。監督が求めるディテールを突き詰めれば、チーム力も個の力もレベルアップするはずです。
――ジェスチャーが激しく、情熱的な監督ですよね。
後藤 熱すぎますね(笑)。
鈴木 試合を観てもらえれば分かるよね。
後藤 ミーティングで得点シーンを振り返る時に、つい監督の姿に目がいっちゃう。ものすごく喜んでいるから。
鈴木 全身全霊で戦ってくれているのが伝わる。
後藤 そこはすごく感じます。だからこそ、何を言われても納得できますね。