「バルサのことはリスペクトしているが」

バルサがコパ・デル・レイで優勝を決めた直後のリーグ戦では、デポルティボがパシージョを行なっていたが、マドリーは「バルサもやらなかった」という理由でこれを拒否する構えだ。 (C)Getty Images
リーガ・エスパニョーラは先週末の第35節に、バルセロナの2年ぶり25回目の優勝が決まった。通例では、今節でバルサと対戦するチームは試合入場時にパシージョ(花道)で王者を称えることになる。
だが、5月6日に行なわれるクラシコで、敵地カンプ・ノウに乗り込むレアル・マドリーは「パシージョをしない」と宣言している。ジネディーヌ・ジダン監督は5日の会見で、「12月のクラシコでバルサもクラブワールドカップ(CWC)で優勝を果たしたマドリーにパシージョをしなかったから」と、その理由を説明した。
『ESPN』によると、ジダン監督は「パシージョをしないと決めるのは私ではない」としつつ、「CWCが終わってから、彼らにとってそれ(パシージョ)は重要でなかったと理解した」と述べている。
「彼らがCWCに出場していなかったという人もいるが、それは違う。CWCに出るにはチャンピオンズ・リーグ(CL)で優勝しなければならず、その大会にはみんな出場している。それでも、彼らは(パシージョを)しなかった」
「我々はバルサがしたことをリスペクトしている。リーガを制覇するのは、もっとも難しいことだ。私はいつもそう言ってきたし、だからこそ彼らを称えたい。彼らがパシージョをしてくれていたら…。私は伝統を壊しているのではない。だが、彼らがやらなかったことをやることもない」
これに対し、バルサのエルネスト・バルベルデ監督は、「その件はもう十分に話した。我々はあまり重視していない」と語った。
「私は、(マドリーが)敬意を欠いているとは考えない。この件は少し大げさに騒がれ過ぎだ。大したことではないのに、騒動が大きくなり過ぎている」
だが、5月6日に行なわれるクラシコで、敵地カンプ・ノウに乗り込むレアル・マドリーは「パシージョをしない」と宣言している。ジネディーヌ・ジダン監督は5日の会見で、「12月のクラシコでバルサもクラブワールドカップ(CWC)で優勝を果たしたマドリーにパシージョをしなかったから」と、その理由を説明した。
『ESPN』によると、ジダン監督は「パシージョをしないと決めるのは私ではない」としつつ、「CWCが終わってから、彼らにとってそれ(パシージョ)は重要でなかったと理解した」と述べている。
「彼らがCWCに出場していなかったという人もいるが、それは違う。CWCに出るにはチャンピオンズ・リーグ(CL)で優勝しなければならず、その大会にはみんな出場している。それでも、彼らは(パシージョを)しなかった」
「我々はバルサがしたことをリスペクトしている。リーガを制覇するのは、もっとも難しいことだ。私はいつもそう言ってきたし、だからこそ彼らを称えたい。彼らがパシージョをしてくれていたら…。私は伝統を壊しているのではない。だが、彼らがやらなかったことをやることもない」
これに対し、バルサのエルネスト・バルベルデ監督は、「その件はもう十分に話した。我々はあまり重視していない」と語った。
「私は、(マドリーが)敬意を欠いているとは考えない。この件は少し大げさに騒がれ過ぎだ。大したことではないのに、騒動が大きくなり過ぎている」
実際、バルベルデ監督にはパシージョよりも重視していることがある。このまま無敗を貫くことだ。実現すれば、1929‐1930シーズンのアスレティック・ビルバオ、1931‐1932シーズンのマドリーに続く史上三度目、1シーズンが38試合制になってからは初の快挙となる。
バルベルデ監督は「現代(のリーガ)ではどこも成し遂げていないことだ。私が重視するのは当然だよ。まだタフな試合が残っているから、すごく難しいことだがね」と意気込んだ。
「できるだけ多くの勝点を手にしたいと願っている。マドリーを倒して無敗を保ちたい。すでに我々は王者だが、まだ多くが懸かっている」
一方で、いまのマドリーにとって最優先すべきは、前人未到の3連覇に王手をかけたCLだ。リーガではバルサに勝点15差をつけられた。それでも、ジダン監督は「リーガでは、良いシーズンではなかった。だが、失敗と言うことはできない」と強調した。
CLの決勝を見据えれば負傷の懸念もあるが、ジダン監督は「リーグタイトルが決まっているのだから、(クラシコへの)期待が薄まるのは事実。だが、それは普通のことだよ。試合が始まれば、興奮のレベルが落ちることはないと思うけどね」と、伝統の一戦が“消化試合”になることはないと述べた。
「我々はいつもどおりにプレーし、勝利のために全力を尽くさなければならない。選手が100%でなければ出場しないというだけで、そのときはほかの選手たちが出場する」
タイトルではなく、互いのプライドを懸けて争われる伝統の一戦は、日本時間の7日午前3時45分にキックオフとなる。
バルベルデ監督は「現代(のリーガ)ではどこも成し遂げていないことだ。私が重視するのは当然だよ。まだタフな試合が残っているから、すごく難しいことだがね」と意気込んだ。
「できるだけ多くの勝点を手にしたいと願っている。マドリーを倒して無敗を保ちたい。すでに我々は王者だが、まだ多くが懸かっている」
一方で、いまのマドリーにとって最優先すべきは、前人未到の3連覇に王手をかけたCLだ。リーガではバルサに勝点15差をつけられた。それでも、ジダン監督は「リーガでは、良いシーズンではなかった。だが、失敗と言うことはできない」と強調した。
CLの決勝を見据えれば負傷の懸念もあるが、ジダン監督は「リーグタイトルが決まっているのだから、(クラシコへの)期待が薄まるのは事実。だが、それは普通のことだよ。試合が始まれば、興奮のレベルが落ちることはないと思うけどね」と、伝統の一戦が“消化試合”になることはないと述べた。
「我々はいつもどおりにプレーし、勝利のために全力を尽くさなければならない。選手が100%でなければ出場しないというだけで、そのときはほかの選手たちが出場する」
タイトルではなく、互いのプライドを懸けて争われる伝統の一戦は、日本時間の7日午前3時45分にキックオフとなる。