• トップ
  • ニュース一覧
  • トルコの名将が相手サポーターの愚行により頭部に裂傷。イスタンブール・ダービーは没収試合に

トルコの名将が相手サポーターの愚行により頭部に裂傷。イスタンブール・ダービーは没収試合に

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年04月21日

フェネルバフチェのサポーター7人が拘束される。

試合前から異様な雰囲気に包まれていたイスタンブール・ダービー。起きてはならないことが起こってしまった。(C)Getty Images

画像を見る

 4月19日に行なわれたトルコ・カップ準決勝第2レグ、フェネルバフチェ対ベジクタシュの一戦で、スタンドからの投棄物がベジクタシュの名将シェノール・ギュネシュ監督の頭部に直撃するという事件が起きた。
 
 ガラタサライ、フェネルバフチェ、ベジクタシュの名門3チームによるイスタンブール・ダービーは、世界でも有数の熱狂的なダービーとして知られている。この日も武装した警官がピッチを囲む物々しい雰囲気の中で開催された。
 
 ピッチ上でも、キックオフ直後から激しい戦いが繰り広げられ、30分には、元レアル・マドリーのDFペペが、危険なタックルでレッドカードを受け、アウェーのベジクタシュはひとり少ない状況になった。
 
 このペペのプレーに怒ったホームのサポーターはますますヒートアップ。なにかが起こりそうな気配は、十分漂っていた。
 
 そして58分、事件は起きてしまう。この日、ベンチメンバーだったベジクタシュのキャプテンであるGKのトルガ・ゼンギンが、ベンチ後ろのスタンドに陣取るフェネルバフチェのサポーターに向かって、少し落ち着くように諭す。
 
 するとトルガは、心無い敵サポーターから亡くなった母親のことを罵倒され、口論に発展。そして、トルガ目掛けてスタンドから投げ込まれた物が、あろうことかギュネシュ監督の頭部に直撃してしまったのだ。
 
 ギュネシュは頭を抱えながら苦悶の表情を浮かべ、ピッチに倒れこんだ。スタジアムは騒然となり、事態の鎮静化を図るべく、武装した警官がピッチやスタンドに突入。結局この試合は没収試合となった。
 
 その後も、選手入場口で両チームのスタッフや選手が、いざこざを起こし、なかには顔が血まみれになったスタッフもいたという。
 
 4年間のトルコ代表時代を含め、監督業を30年続ける名将は、ドレッシングルームで頭部を5針縫い、そのまま病院に搬送されたが大事には至らなかった。
 
 トルコ紙『STAR』によると、この事件に関連して、フェネルバフチェのサポーター7人が拘束され、フェネルバフチェはホームスタジアム使用禁止の処分が下るのではないかと言われている。なんとも後味の悪いダービーマッチとなってしまった。
【関連記事】
日本代表監督もある!? アーセナル退任が決まった名将ヴェンゲル、その気になる新天地は?
ボリビアで前代未聞の“珍事”! 交代に不満を示した選手が監督を突き飛ばして退場に
「足りない額は俺が払う!」 ローマのサポーターがお宝チケットを逃した若き同士に驚きの申し出
「やっぱりズラタンがいると…」W杯出場を切望するイブラに対し、現役代表選手が勇気ある苦言!?
「サッカーの女神」「ルックスだけじゃない」韓国女子代表のビーナス、イ・ミナをついに母国大手メディアが特集!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年6月号
    5月10日発売
    KASHIWA REYSOL
    柏レイソル大解剖
    魅惑的な「リカルド戦術」の正体
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年6月5日号
    5月15日発売
    識者を唸らせたのは誰だ!?
    ②024-2025シーズンの
    BEST PLAYER
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ