「申し訳なかった」と「仕方がない」
[J1リーグ8節]横浜1-2神戸/4月15日/日産スタジアム
1-1で迎えた79分、この日の勝者を決めるゴールが生まれる。
神戸の渡邉千真が、縦パスに抜け出す。横浜の守備陣で対応したのは、CBの中澤佑二だ。渡邉は小細工せず、右足を思い切り振り抜いた。中澤は身体を投げ出してブロックしようとしたが、シュートが自分の足にあたり、コースが変わって、ネットを揺らした。
「(自分の足に)当たらなかったら、(横浜のGK飯倉)大樹が取れていたと思う。無理にスライディングしなくても良かったかな、と。反省です。申し訳なかった」
失点に関与した横浜のディフェンスリーダーが、自らのプレーを振り返る。
一方、懸命なセーブが実らなかった飯倉は、「普通に打たれたら、コースはなかった。アンラッキーだった」と語り、こう続けた。
1-1で迎えた79分、この日の勝者を決めるゴールが生まれる。
神戸の渡邉千真が、縦パスに抜け出す。横浜の守備陣で対応したのは、CBの中澤佑二だ。渡邉は小細工せず、右足を思い切り振り抜いた。中澤は身体を投げ出してブロックしようとしたが、シュートが自分の足にあたり、コースが変わって、ネットを揺らした。
「(自分の足に)当たらなかったら、(横浜のGK飯倉)大樹が取れていたと思う。無理にスライディングしなくても良かったかな、と。反省です。申し訳なかった」
失点に関与した横浜のディフェンスリーダーが、自らのプレーを振り返る。
一方、懸命なセーブが実らなかった飯倉は、「普通に打たれたら、コースはなかった。アンラッキーだった」と語り、こう続けた。
「でも、ボンバー(中澤の愛称)が最後までシュートブロックしようとした結果だから。それは仕方がない」
結果的に、飯倉の頭上を射抜くループシュートのような形で失点を許してしまった。飯倉は長年の経験から、あのシチュエーションで渡邉がループは「絶対に打てない」と判断して、準備した。中澤はなんとか防ごうとして思い切り足を伸ばした。
ふたりの対応は間違っていなかった。できる限りのディフェンスを見せたと思う。それでもゴールは破られるし、そのゴールが勝負を決することがある。
必死に守ろうとした結果、横浜はこの日の敗者となった。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【横浜 1-2 神戸 PHOTO】前半の猛攻をしのいだ神戸が三田と渡邉のゴールで逆転勝利!
結果的に、飯倉の頭上を射抜くループシュートのような形で失点を許してしまった。飯倉は長年の経験から、あのシチュエーションで渡邉がループは「絶対に打てない」と判断して、準備した。中澤はなんとか防ごうとして思い切り足を伸ばした。
ふたりの対応は間違っていなかった。できる限りのディフェンスを見せたと思う。それでもゴールは破られるし、そのゴールが勝負を決することがある。
必死に守ろうとした結果、横浜はこの日の敗者となった。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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