鮮烈のバックヒール弾が炸裂! なんと決めたのは20歳のドイツ人キーパー!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年04月14日

ストライカー顔負けの身のこなしで

GK大国ドイツが送り出す若き傑物、ダーメン。マインツの、そしてドイツ代表の近未来を担う俊英だ。(C)Getty Images

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 衝撃のゴールが生まれたのは、ドイツ4部リーグに相当するレギオナルリーガだ。4月11日に行なわれた第27節、マインツⅡvsシュツットガルトⅡの一戦。アウェーチームが1-0でリードして迎えた後半アディショナルタイムに、マインツの若き守護神がビッグプレーをやってのけた。
 
 92分、マインツのセカンドチームは左サイドでFKを得る。同点弾を奪うべくパワープレーに転じ、元ドイツU-19代表GKのフィン・ダーメンも敵ゴール前に陣取った。ファーサイドに送られた球を味方選手がヘディングで中央へ送ると、相手選手にディフレクトしてコースが変わる。そのボールに身体をくねらせながら反応したのが、ダーメンだった。ストライカー顔負けのバックヒールボレーで軽くインパクトした球が、なんと絶妙なコースに飛んでゴールに吸い込まれたのだ。試合はこれがラストプレーとなり、1-1で引き分けた。

 
 地元紙『Allgemeine Zeitung』は「センセーショナルなゴールでマインツⅡが1ポイントを奪取!」と題し、「ダーメンは8歳までFWとして活躍していた」と説明。そして選手本人のコメントを紹介している。
 
「ボールは僕の前を通り過ぎようとしていたけど、なんとか食らいつこうと思って閃いたんだ。いざ決まってみると、なんか冗談のようなゴールだったね(笑)。僕たちは90分を通していいパフォーマンスを見せていたから、ポイントを獲れてホッとしたよ」
 
 意外なスーパーショットで“プロ初ゴール”を決めたダーメン。U-17、U-19とドイツの年代別代表に名を連ねてきた逸材で、つい先日もDFB(ドイツ・サッカー連盟)が主催する「GKエリートキャンプ」に参加したばかり。将来有望な守護神だけに、トップチーム昇格を果たすのは時間の問題だろう。いずれは日本代表FW武藤嘉紀と同じピッチに立つ日が来るかもしれない。
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