2006年のドイツ・ワールドカップに出場するなど、ウクライナ代表GKとして長きに渡り活躍してきたオレクサンドル・ショフコフスキが、衝撃的な動画を自身のフェイスブックに投稿した。
 
　英紙『The SUN』によると、その映像には、ある老女がバルコニーからショフコフスキを威嚇するかのようにピストルを発砲している様子が収められていた。その一部始終は以下の通りだ。
 
　この元ウクライナ代表GKは、３年半ほど前に離婚した元妻の自宅を訪れていた。元妻との間に授かった娘を引き取るためだったが、しかし、何度かドアをノックしたものの応答がなく、あきらめて引き上げようとしたその時だった。
 
　突然２階の窓が開き、バルコニーに元妻の母親であるリュボフ・パブロフナさんが姿を現わす。その様子は明らかに普通ではなく、「立ち去れ！」と叫びながら、石のようなものをいくつもショフコフスキに向かって投げはじめたのだ。
 
　投げつけるものがなくなると、バルコニーを出て一度室内に戻り、驚くべきことに、今後は銃を持って現われたのだ。そして、銃声が鳴り響く。映像を見る限りでは、ショフコフスキには当たっておらず、ただの威嚇のようにも見てとれるが、敷地の外に出るまでに計３発の銃声が鳴り響いた。
 

　この恐ろしい映像についてショフコフスキは、フェイスブック上で次のようにコメントしている。
 
「はじめに彼女は、私の頭を狙ってバルコニーから石を投げてきた。その後銃を持ち出し、３回も発砲したんだ」
 
　ショフコフスキ曰く、元姑には前科があり、アルコール依存症らしく、以前から孫娘に対しても侮辱するような発言を繰り返し、頻繁に手を上げていたという。そのような経緯もあって、今回彼は娘を引き取りにきたのだ。
 
　しかし、娘を連れ出すにしてもこの状況では、話し合うことさえできない。そこでフェイスブックにこの惨状を投稿し、一般の人々から助言をもらおうとしたのだという。
 
　ショフコフスキは現役時代、ディナモ・キエフでキャリアをまっとうし（二度のレンタル移籍期間を除く）、通算で400試合以上に出場。クラブと代表で23年間に渡りゴールを守り続けた名手にとっては、家庭の平和を守るほうがはるかに難易度が高かったようだ。