前後半でポゼッションの質に大きな差が表われた。
6月9日から大阪府内でトレーニングキャンプを実施しているU-21日本代表候補は、11日のキャンプ最終日に大学選抜との練習試合に臨んだ。
試合は45分×2本が行なわれ、1本目は秋野央樹(柏)の右CKを岩波拓也(神戸)がヘッドで押し込み、1-0で勝利。2本目は、1本目で途中出場した佐藤和樹(名古屋)以外はメンバーを総入れ替えして挑んだが、24分にエリア内で喜田拓也(横浜)がファウルを犯してPKを献上。これを決められてビハインドを背負うと、さらに相手に押し込まれる展開を余儀なくされ、38分には追加点を許して0-2。結局、このままタイムアップを迎え、トータルスコア1-2でU-21日本代表候補が敗れる結果となった。
前半と後半ではポゼッションの質に歴然とした差が表われたU-21は、特に後半はゲームコントロールもままならず、全体的に躍動感がなかった。ボランチで出場した喜田拓也は「2点目を取られて『やらなければ』という感じで、スイッチが入るのが遅すぎた」と反省の弁。
唯一のスコアラーである岩波拓也は「3日しかないキャンプのなかで、いかにアピールできるか」という点では結果を残したものの、「攻撃の形をもっと増やしていきたいし、課題はたくさんある」と満足した様子はない。
手倉森誠監督は「自分たちで招いた結果」と試合を振り返り、「思い通りにいかなかった時にどうするか。そういう時の挽回力がまだまだ必要だと気付かされた」と、発展途上であるチームの現状を語った。
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)
試合は45分×2本が行なわれ、1本目は秋野央樹(柏)の右CKを岩波拓也(神戸)がヘッドで押し込み、1-0で勝利。2本目は、1本目で途中出場した佐藤和樹(名古屋)以外はメンバーを総入れ替えして挑んだが、24分にエリア内で喜田拓也(横浜)がファウルを犯してPKを献上。これを決められてビハインドを背負うと、さらに相手に押し込まれる展開を余儀なくされ、38分には追加点を許して0-2。結局、このままタイムアップを迎え、トータルスコア1-2でU-21日本代表候補が敗れる結果となった。
前半と後半ではポゼッションの質に歴然とした差が表われたU-21は、特に後半はゲームコントロールもままならず、全体的に躍動感がなかった。ボランチで出場した喜田拓也は「2点目を取られて『やらなければ』という感じで、スイッチが入るのが遅すぎた」と反省の弁。
唯一のスコアラーである岩波拓也は「3日しかないキャンプのなかで、いかにアピールできるか」という点では結果を残したものの、「攻撃の形をもっと増やしていきたいし、課題はたくさんある」と満足した様子はない。
手倉森誠監督は「自分たちで招いた結果」と試合を振り返り、「思い通りにいかなかった時にどうするか。そういう時の挽回力がまだまだ必要だと気付かされた」と、発展途上であるチームの現状を語った。
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)