指揮官の信念は?
エースは故障中で、頼みのトップ下はFWとの相性に疑問符が付き、今夏のロシア・ワールドカップで基盤となりうる3バックの要はクラブで苦戦中。そして極めつけは、いまだ確定しない正守護神の問題……。多くの未解決問題を抱えるイングランド代表だが、この3月のテストマッチ2試合を終えた時点で、国内の評価はポジティブだ。
とは言っても、かつてのように優勝云々が騒がれているわけではない。ロシア大会に臨む代表チームへの国民の期待は実にリアリスティックだ。
2014年のブラジルW杯でグループ最下位に終わり、一昨年のEURO2016では格下と見られていたアイスランドに屈し、16強で敗れ去った傷はいまも癒えていない。まさに復活途上にある“スリーライオンズ”には、代表の番記者陣の間でもファンの間でも、ベスト8入りが叶えば「立派な成果」とする意見が多いのだ。
このように過度の期待がない事実も、前向きな空気を生んでいる一因ではある。だが、多くの人々が最もガレス・サウスゲイト率いる新生イングランドへの評価を上げている主因は、チーム像がおぼろげに見え始めたことにある。
とは言っても、かつてのように優勝云々が騒がれているわけではない。ロシア大会に臨む代表チームへの国民の期待は実にリアリスティックだ。
2014年のブラジルW杯でグループ最下位に終わり、一昨年のEURO2016では格下と見られていたアイスランドに屈し、16強で敗れ去った傷はいまも癒えていない。まさに復活途上にある“スリーライオンズ”には、代表の番記者陣の間でもファンの間でも、ベスト8入りが叶えば「立派な成果」とする意見が多いのだ。
このように過度の期待がない事実も、前向きな空気を生んでいる一因ではある。だが、多くの人々が最もガレス・サウスゲイト率いる新生イングランドへの評価を上げている主因は、チーム像がおぼろげに見え始めたことにある。
正式始動2年目のサウスゲイト体制下では、後ろから繋ぐ攻撃が前提となっている。ポジション的に“まだ30歳”といえるジョー・ハートに代わる守護神のテストも、「足元の技術」の持ち主探しが理由だ。その最有力候補は、3月23日のオランダ戦(1-0)で先発し、エリア外からのフィードで決勝点に絡んだジョーダン・ピックフォードだろう。
そのGKの前に配するDF陣で、ジョン・ストーンズを2戦連続で先発起用したところにも指揮官の信念が窺える。
マンチェスター・シティでは、定位置の獲得に至っていないストーンズだが、そのキック精度の高さはイングランドDF陣においては希有で、ビルドアップの起点となる。27日のイタリア戦(△1-1)では、立ち上がりに2度のミスで失点を招きかけたが、最終的には以降の立ち直りが評価された。ストーンズは、サウスゲイトがU-21代表監督時代の初招集時に声を掛けた1人でもある。
そのGKの前に配するDF陣で、ジョン・ストーンズを2戦連続で先発起用したところにも指揮官の信念が窺える。
マンチェスター・シティでは、定位置の獲得に至っていないストーンズだが、そのキック精度の高さはイングランドDF陣においては希有で、ビルドアップの起点となる。27日のイタリア戦(△1-1)では、立ち上がりに2度のミスで失点を招きかけたが、最終的には以降の立ち直りが評価された。ストーンズは、サウスゲイトがU-21代表監督時代の初招集時に声を掛けた1人でもある。
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