ジェフ初勝利の立役者は新たな“左サイドの仕掛人” 高木利弥が圧巻のパフォーマンス

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2018年03月21日

ヘッドで貴重な先制ゴールをマーク。

讃岐戦では上々のパフォーマンスを見せた高木。チームを今季初勝利に導いた。写真:田中研治

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[J2リーグ5節]千葉6-1讃岐/3月21日/フクアリ
 
 1分3敗とスタートダッシュに失敗した千葉は、5節で讃岐と対戦。システムを通常の4-3-3から3-4-2-1へ変更して臨んだ一戦では大量6ゴールを奪い、今季初勝利を掴んだ。
 
 ゴールラッシュの火付け役となったのは今季、山形から加入した高木利弥だ。開始6分には地を這うようなミドルでネットを揺らしたが、これはシュートコースにいたFWのラリベイがプレーに関与したということでオフサイドの判定。“幻のゴール”に「あれはオフサイドではなかった。ツキがないのかなと思った」と悔しさを見せたが、19分には正真正銘のゴールを奪う。
 
 ショートコーナーから清武功暉がクロスを上げると、タイミング良くヘッドで合わせた。
 
「コウキくんが良いボールを上げてくれた。当てるだけだった。開幕からチャンスはあったのに、決め切れなかった悔しさがあった。今日は決められて良かった」
 
 左ウイングバックを務めた讃岐戦では、エスナイデル監督から「伸び伸び、何も考えずに本能でやれ」と助言を受けたという。その言葉通り積極的に仕掛け、チャンスを演出すると、チームも64分の清武、68分の船山貴之、82分の茶島雄介のゴールでリードを広げた。そして再び高木が仕事をする。
 
 86分には左サイドからカットインして相手PA内に侵入すると、「切り返せば飛び込んで来ると思った」と相手のファウルを誘いPKを獲得。これをラリベイが決めると、その2分後には左サイドを抉って山本真希のゴールをアシストした。
 
 計3ゴールに絡む活躍。本人は「ミスも多かったのでまだまだ。満足せずに頑張りたい」と反省を口にしたが、左サイドの仕掛人としてすでに欠かせない戦力になっていることは間違いない。試合終盤にはモモ裏の違和感でベンチに下がり、試合後には検査を行なうという。今は大事に至らないことを願うばかりだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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