「恥だ」「伝統を汚した」フランス2部で珍事発生! 仲間同士で殴り合ってダブル退場!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月20日

相手選手が仲裁に入るという信じられない光景が

悩める古豪、オセール。2011-12シーズンにフランス2部に降格して以来、浮上のきっかけを掴めずにいる。今季も30節を終えて11位に低迷。(C)Getty Images

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 フランス2部のリーグドゥで、ふたりの選手があり得ない愚行に及んだ。
 
 3月17日に行なわれた30節、19位クビイー=ローアン対11位オセールの一戦だ。ホームの前者が3-1とリードして迎えた81分、珍事が発生する。なんとオセールのMFミシェル・バレトとDFピエール=イブ・ポロマのチームメイト同士が突如として殴り合いを始め、相手選手が仲裁に入るという信じられないシーンが展開されたのだ。
 
 喧嘩の理由は明らかにされていないが、米スポーツ専門チャンネル『ESPN』によると両者はその前からなじり合いを繰り返していたようで、劣勢の試合展開もあいまって、互いにフラストレーションを爆発させた模様だ。主審は迷わず両者にレッドカードを提示。9人になったオセールはその後さらに1点を奪われ、1-4の惨敗を喫した。

 
 クラブはすぐさま声明を発表。「ふたりの選手の行為は実におぞましく、恥ずべきもので、決して許されない。教育と若手育成に定評がある我がクラブの伝統を汚したのだ」と断じた。
 
 オセールは1995-96シーズンにリーグアン王者に輝くなど、90年代に隆盛を極めた。とりわけ名伯楽ギー・ルーの下でユースアカデミーの整備を推し進め、フィリップ・メクセス、ジブリル・シセ、ジャン=アラン・ブームゾン、オリビエ・カポなど数多の名手を輩出した古豪だ。
 
 今回のバレトとポロマはアカデミー出身者ではないが、寛容さと誠実さをモットーとするクラブカラーにそぐわない蛮行に、クラブは怒りを露にした。リーグ機構が下す出場停止処分とは別に、なんらかのペナルティーを科す予定だという。
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