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敗軍の将シメオネの嘆き…「メッシにアトレティコのシャツを着せれば我々が勝っていたかも」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月05日

「後半の出来には満足している」とも。

試合後、メッシの偉大さを称えつつ悔しさをにじませたシメオネ監督。(C)REUTERS/AFLO

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 現地時間3月4日のリーガ・エスパニョーラ第27節、首位バルセロナはリオネル・メッシの一発で2位アトレティコ・マドリーを1-0と撃破。勝点差を8に広げ、2シーズンぶり25回目の優勝に向けて大きく前進した。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ監督も、相手のエースが勝負を決めたことを認めている。『ESPN』によると、このアルゼンチン人の指揮官は試合後、「メッシが違いを作った」と述べた。

「メッシのユニホームを脱がせて、アトレティコのシャツを着せたら、我々が1-0で勝っていたかもしれないね」

 
 またシメオネ監督は、「非常に拮抗した試合だった」とコメントし、「わたしの選手たちの戦う姿勢はつねに最高だった」とチームの奮闘を称えている。

「後半の出来には満足している。我々は自分たちらしく戦った。確信をもち、激しくハードワークしたんだ。前半のプレーのまま負けていたらがっかりだが、こういう負けならサッカーではあり得ること。バルサに迫り、反撃し、強く守ったことに満足だ」

 それでも、勝点8差になったのは事実。残り11試合での挽回は難しくなった。それでもシメオネ監督は、「(優勝の可能性が潰えたかどうかを)言うのは難しい」と、かなり困難なミッションであることは承知のうえで、最後まで全力を尽くすと述べている。

「バルサが3、4試合を落とすとは考えにくい。だが、サッカーだからね。わたしは次の試合のことだけを考えるように教わってきた。我々の目標は向上を続け、できるだけ競い続けることだ」

 シメオネ監督は「ホームでは1-1で、今日は0-1だった。そう遠く離れているわけじゃない」と、バルサとの差がそれほど離れていないことも強調した。

「わたしはチームにより多くのことを求める。自分に対しても同じだ。我々はこの6年、成長しようとしてきた。わたしがクラブにいる限り、それを続ける。我々は以前、不可能なこと(リーガ優勝)を成し遂げた。だが、それを毎年することはできない」

 一歩ずつの成長を求めるシメオネ監督。はたしてアトレティコが、今シーズン中にバルサに追いつくことはあるのだろうか。
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