【EL】マルセイユが8年ぶり16強入り! 酒井宏樹は好機逃すもフル出場で勝ち抜けに貢献

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月23日

試合を決定付けるチャンスを逸した酒井。

前線へ攻め上がる回数は限られていた酒井。それでもいまだ本職ではない左SBで上々のパフォーマンスを披露した。 (C) Getty Images

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 2月22日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントラウンド・オブ32の第2レグが行なわれ、マルセイユ(フランス)は敵地でブラガ(ポルトガル)と対戦した。
 
 本拠地での第1レグを3-0と圧勝し、優位に立って敵地に乗り込んだマルセイユ。その初戦でアシストをマークしていた日本代表SBの酒井宏樹は、今シーズンから本格的に挑戦している左SBで先発入りを果たした。
 
 試合は立ち上がりから逆転を目指すブラガが攻勢に打って出る。敵ゴール前へ素早く仕掛けるホームチームに対し、一方のマルセイユは3点をリードしていることもあり、リスクを犯そうとはせず、自陣にブロックを固めて応戦した。
 
 その後も試合は攻守の構図がハッキリとした状態で進行。その中で攻勢を強め続けたブラガが均衡を破る。
 
 31分、左サイドからのクロスをファーサイドで酒井のマークを剥がしたウィルソン・エドゥアルドがワンタッチで折り返し、これをリカルド・オルダが豪快にゴールへと蹴り込んでネットを揺らした
 
 先手を取ったブラガが、その後も主導権を握ったまま、前半は1-0で折り返した。
 
 1点を返されたことで多少の危機感を抱いたマルセイユは、前線へのプレッシャーを強める。すると、チーム全体の意識が前に向いたことで、ちぐはぐ攻撃も徐々に噛み合うようになる。
 
 そうした展開のなかで64分には、右サイドからのクロスボールにゴール前へ猛ダッシュで走り込んだ酒井が強烈なヘディングシュート! これは相手守護神に阻まれたが、日本代表SBはこの日初めて持ち味を発揮した。
 
 時間の経過とともに2戦合計スコアを考え、逃げ切りの体勢を構築したマルセイユは、2点以上を必要とするブラガの攻撃を危なげなくかわして追加点を許さなかった。酒井もそのなかで左SBとして守備で90分に渡って奔走した。
 
 結局、この試合は0-1で落としたマルセイユだったが、2戦合計3-1で同ラウンドの勝ち抜けを決め、2009-10シーズン以来となるELの16強へ駒を進めた。
 
 なお、現地3月8日から幕を開けるラウンド・オブ16の対戦カードは、現地時間2月23日に行なわれる組み合わせ抽選で決定する。
 
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