故郷レッズから宿敵ガンバへ…矢島慎也、不退転の決意「どこか慣れ親しんだ環境で…」

カテゴリ:Jリーグ

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年01月21日

新指揮官が配備するのは2列目か、それともボランチか

若手主体の合同自主トレにも積極参加し、調整に余念がない矢島。クルピ監督の下でブレイクスルーを果たすか。写真:川本学

画像を見る

 今季のガンバ大阪が期待の即戦力として釣り上げたのが、24歳のMF矢島慎也だ。
 
 浦和レッズのアカデミーで英才教育を施されたエリートは、年代別の日本代表に名を連ね、リオ五輪代表にもエントリー。ファジアーノ岡山での2年間の武者修行を経て、昨季はJ1で11試合(1得点)に出場した。だが攻撃的にも守備的にも振る舞える中盤のオールラウンダーは一念発起する。故郷の浦和を離れ、吹田の地を踏む決断を下したのだ。
 
 1月20日の新体制&新入団発表会見では、少し照れながらこう自己紹介した。
 
「浦和レッズから来ました矢島慎也です。ポジションはボランチか2列目でやってます。パスやトラップなど基礎技術のところや、ゲームを作るところを観てほしいです。ガンバ大阪で成長できるように一日一日努力を続けたいと思います」
 
 2017シーズンの浦和では、思うように出場機会が得られなかった。分厚い中盤の選手層のなかでもがきながら、自問自答を続けたという。ガンバは1年前にもオファーをくれたクラブで、今回も早々に獲得に乗り出してくれた。その熱意も決断を後押しした一因だったと振り返る。
 
「僕は浦和のユース育ちで、あのまま浦和で続けることももちろん考えた。ただ自分のなかで、どこか慣れ親しんだ環境でやることに引っ掛かりがあったんです。ガンバさんは2年連続でオファーをくれて、しかも今回はとても早かった。熱意を感じたと言えばありきたりですけど、嬉しかったです。ガンバは小さいころから見てきた、浦和にとってのライバルチーム。そして、間違いなくビッグクラブ。そこに身を置くことで、周りの選手と競争することで、確実に成長できる部分がある。自分の知らない場所に飛び込んでやってみるのも大事だと思い、ガンバ行きを決めました」
 
 過去にガンバとの対戦経験はない。昨季の埼玉スタジアムでの一戦では、「最後までベンチから見てたんですが、テンポ良くパスを繋ぎながら攻めてる印象でした。あそこに入ったら僕自身、楽しくできるだろうなとは思っていました」と、イメージを膨らませていたという。
 
 はたして、適材適所をモットーとするレヴィー・クルピ新監督は、高質なユーティリティーである矢島をどのポジションで起用するのだろうか。欧州に旅立った井手口陽介の穴を埋めるべく、ボランチで司令塔然とプレーさせるのか。それとも、決して選択肢が豊富ではない2列目で攻撃の急先鋒となるか──。
 
 週明けスタートの沖縄キャンプにおける、注目ポイントのひとつだ。
 
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト特別増刊
    1月8日発売
    2020 Jリーグ総集編
    J1&J2&J3全50チームの
    1年間の激闘を収録!
    完全保存版のデータブック
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト特別増刊
    1月8日発売
    【引退記念号】
    中村憲剛
    充実のコンテンツ
    特製ポスター付き!
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト 1月14日号
    1月14日発売
    引退記念企画
    中村憲剛を大特集!
    J1&J2全42クラブの
    最新陣容を探る!
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    1月21日発売
    10年ぶりのスクデットへ!
    名門ミラン、復活
    強いロッソネーロが帰ってきた
    豪華インタビューも掲載
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.32
    1月15日発売
    第99回高校選手権
    決戦速報号
    山梨学院が11年ぶりV
    全47試合を総力レポート!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ