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“動き”の良さを見せた香川だがボールは来ず…ドルトムントの2018年初戦はスコアレスドロー

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月15日

序盤は激しく粘り強い守備が印象的

いつも以上に周囲に活かされようとした香川だが、残念ながら効果的なパスは届かなかった。その動きは、味方にとってパスを出しやすい位置、タイミングだったように見えたが……。 (C) Getty Images

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 1月14日(現地時間)、ブンデスリーガ第18節が行なわれ、ドルトムントは0-0でヴォルフスブルクと引き分けた。

 2018年、そして後半戦の初戦、ホームのドルトムントのスタメンには香川真司も名を連ね、インサイドハーフの右側で試合開始を迎えた。
 
 ドルトムントは9分、初スタメンの17歳サンチョの持ち込みから、こぼれ球を、負傷が癒えたピシュチェクが左足で叩いてファーストシュートを放つ。22分にはそのピシュチェクが右からクロスを入れ、中央でヤルモレンコが合わせるも、わずかに枠を外した。
 
 ヴォルフスブルクは幾度か危ない場面を迎えるも、DF陣は安定感を見せ、また中盤では各選手が身体を張った守備でボールを奪って良いかたちで攻撃に結び付けるなど、良さを発揮していく。
 
 34分にマッリとの連係でオリギが初めてシュートを放ったアウェーチームは、その3分後、再びマッリのお膳立てからディダビが抜け出し、両チームにとって最初の決定機を迎えたが、シュートはGKビュルキのファインセーブに遭って得点はならなかった。
 
 香川は8分にカウンターでヤルモレンコにスルーパスを通して以降は、攻撃になかなか絡めず、下がって来てボールを受ける場面が多く、また粘り強く激しい守備の方が目立ったが、31分に初めて前を向いてドリブルを仕掛けてからは、徐々に攻撃で存在感を増していく。
 
 相手より後ろにいながらもダッシュで抜き去るなど、コンディションも良さそうであり、ボールが渡ることは少ないものの、常にゴールを狙える位置に走り込んだりと、香川はボールを持たずとも効果的な動きを見せた。
 
 ドルトムントは42分、ゲッツェの速いパスをペナルティーエリア内で受けたイサクがワンタッチでシュートを放つが、ボールはクロスバーをヒットし、前半でゴールが生まれることはなかった。
 
 後半、最初に決定機を迎えたのは、立ち上がりから攻勢のホームチーム。48分、イサク、ゲッツェと繋がってゴール前に入ったボールを、中央に走り込んだヤルモレンコがダイレクトで合わせたが、決定的なシュートはクロスバーを大きく越えた。
 
 さらに53分、ヤルモレンコのスルーパスを受けた香川が右からダイレクトでグラウンダーのクロスを入れ、逆サイドのサンチョが合わせたが、このチャンスも左ポストに阻まれてしまった。
 
 対するヴォルフスブルクもやられっ放しではなく、58分にはギラボギのスルーパスに抜け出したオリギが抜け出して追い付いたが、飛び出したビュルキにシュートコースを塞がれた。
 
 ドルトムントが60分あたりから猛攻を仕掛けてヴォルフスブルクをゴール前に釘付けにすれば、返す刀でアウェーチームも66分に反撃に転じて、オリギの相手のマークをものともしないドリブルからのクロスに、交代出場のシュテフェンがダイビングヘッドで合わせるという好機を作る。
 
 78分、ヤルモレンコがピッチを退いてシャヒンが登場したことで、香川が前線に上がる。中央と右のポジションを、シュールレと入れ替えたりしながらチャンスを待つが、良いかたちで彼にボールが渡ることはなかった。
 
 ドルトムントの2018年初戦はスコアレスドローで、年またぎでの3連勝はならず。この結果が納得のいくものでないのは、ジグナル・イドゥナ・パルクに響いたサポーターのブーイングが物語っていた。次節(19日)は、勝点3を求めてヘルタの本拠地に乗り込む。
 
 香川はチャンスを作る場面も、チャンスを迎える場面も極めて少なかったが、前述したように点を取るための動きは秀逸であり、また味方のためにシュートコース、ドリブルコースを開ける動きなど、ボールを持たないところでのプレーが印象的だった。それだけに、彼にボールが出ていたら……。
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