「まだまだとは思っていますけど、勝負強さでは負けない」

履正社高校から横浜に加入した町野(39番)。大舞台での勝負強さには絶対の自信も、新体制発表会は「こういう場はまだ慣れていないというか、緊張しました」。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
横浜の新体制発表会で、今季加入の新戦力7名が登壇する。端から順番に自己紹介していき、最後の番となった18歳の新人は、よく通る声で言い切った。
「みなさん、こんにちは。履正社高校から加入しました町野修斗です。活躍するので、応援よろしくお願いします」
会場が一瞬どよめき、すぐに大きな拍手が沸き起こる。町野ははっきりと口にした。“活躍するので”と。
堂々たるマニフェストだ。その真意を聞けば、記者の目をまっすぐと見てこう言った。
「試合に使ってもらったら、絶対に自分がゴールを決めて、勝利するっていうのを意識する。チャンスがあれば、(ゴールを)決めたいっすね。(レギュラーは)開幕から狙っていきたい」
184センチ・73キロの大型ストライカーは、「名前にあるように“シュート”が持ち味で、足もとの技術にも自信があります。中盤の作りにも参加して、最後はゴール前で仕事ができる選手になりたい」と抱負を述べる。もっとも、この大胆不敵なルーキーの最大の魅力は、「勝負強さ」である。
「今まで、肝心な時に決めてきました。プロはもっと厳しい世界なので、まだまだとは思っていますけど、勝負強さでは負けない」
過去を振り返り、自慢の勝負強さを表現できた一番の思い出深いゴールは、高校1年次のプレミアリーグ京都戦で挙げた一発だ。
「2-2の場面で、ラスト15分ぐらい、途中出場させてもらったんです。そこで逆転ゴールを決めることができた。そこから中心選手として使ってもらえることが増えたんです。あれは大きかったですね」
周囲からも、大舞台での勝負強さを認められているという。例えば、高校選抜の一員としてU-18Jリーグ選抜と戦った昨年2月のNEXT GENERATION MATCHでは、チームを勢いづかせる強烈な先制ミドルを叩き込んだ。さらには、同年4月のデュッセルドルフ国際ユース大会でも、フォルトゥナ・デュッセルドルフとの開幕戦で先制ゴールを突き刺した。
どちらの試合でもチームは勝利。ちなみに、NEXT GENERATION MATCHは横浜のホーム、日産スタジアムでのゲームだった。高校選抜の時と同じように、今度はトリコロールに身を包んだ町野が、横浜に勝利をもたらすゴールを決める。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「みなさん、こんにちは。履正社高校から加入しました町野修斗です。活躍するので、応援よろしくお願いします」
会場が一瞬どよめき、すぐに大きな拍手が沸き起こる。町野ははっきりと口にした。“活躍するので”と。
堂々たるマニフェストだ。その真意を聞けば、記者の目をまっすぐと見てこう言った。
「試合に使ってもらったら、絶対に自分がゴールを決めて、勝利するっていうのを意識する。チャンスがあれば、(ゴールを)決めたいっすね。(レギュラーは)開幕から狙っていきたい」
184センチ・73キロの大型ストライカーは、「名前にあるように“シュート”が持ち味で、足もとの技術にも自信があります。中盤の作りにも参加して、最後はゴール前で仕事ができる選手になりたい」と抱負を述べる。もっとも、この大胆不敵なルーキーの最大の魅力は、「勝負強さ」である。
「今まで、肝心な時に決めてきました。プロはもっと厳しい世界なので、まだまだとは思っていますけど、勝負強さでは負けない」
過去を振り返り、自慢の勝負強さを表現できた一番の思い出深いゴールは、高校1年次のプレミアリーグ京都戦で挙げた一発だ。
「2-2の場面で、ラスト15分ぐらい、途中出場させてもらったんです。そこで逆転ゴールを決めることができた。そこから中心選手として使ってもらえることが増えたんです。あれは大きかったですね」
周囲からも、大舞台での勝負強さを認められているという。例えば、高校選抜の一員としてU-18Jリーグ選抜と戦った昨年2月のNEXT GENERATION MATCHでは、チームを勢いづかせる強烈な先制ミドルを叩き込んだ。さらには、同年4月のデュッセルドルフ国際ユース大会でも、フォルトゥナ・デュッセルドルフとの開幕戦で先制ゴールを突き刺した。
どちらの試合でもチームは勝利。ちなみに、NEXT GENERATION MATCHは横浜のホーム、日産スタジアムでのゲームだった。高校選抜の時と同じように、今度はトリコロールに身を包んだ町野が、横浜に勝利をもたらすゴールを決める。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)