【選手権】1、2年生の逸材も台頭!! 来季注目の下級生ベスト11を発表!

カテゴリ:高校・ユース・その他

高校サッカーダイジェスト編集部

2018年01月11日

脚光を浴びた前橋育英の点取り屋や日本文理の大型守護神などを選出。

最終ラインには空中戦で強さを見せる3名を選出。前線には個の力で打開できる逸材を並べた。

画像を見る

 今年度の高校サッカー選手権は前橋育英の初優勝で幕を閉じた。3度目の決勝で大願を成就させた上州の虎は大会得点王の飯島陸、プロ入り組の松田陸(G大阪入団内定)や渡邊泰基(新潟入団内定)を筆頭に、多くの3年生が持ち味を発揮。他チームも上級生の活躍が目立ち、3試合連続ゴールを決めた長崎総科大附の安藤瑞季(C大阪入団内定)や、流経大柏を準優勝に導いた技巧派レフティ・菊地泰智らが眩いばかりの光を放った。
 
 一方、下級生も持てる個性を思う存分に披露。来季への飛躍を予感させた選手が多数現われた。とりわけ、印象的な活躍を見せたのが前橋育英の榎本樹(2年)だ。186センチの大型FWは高さ以外に足元の柔らかさにも定評があり、準決勝の上田西戦では3アシストを記録。決勝では後半アディショナルタイムに値千金の決勝ゴールを決め、チームに歓喜の瞬間をもたらしたのは記憶に新しい。
 
 この他にも多くの下級生たちが可能性を示した。今回は選手権に出場したチームの1、2年生から高校サッカーダイジェストが厳選し、来季のブレイク候補をベストイレブンとして紹介する。彼らが最高学年を迎え、どのような活躍を見せるのか。来季のスター候補生から目が離せない。
 
下級生ベストイレブン

GK
相澤ピーター・コアミ(日本文理/2年)

選手権でその名を轟かせた190センチの守護神は、思い切りの良い飛び出しとハイボールの強さを武器に、ゴールマウスに君臨。GK歴がまだ1年という点には、多くの伸びシロを残しており、GKスキルが向上すればプロ入りも。

DF
関川郁万(流経大柏/2年)

攻守で存在感を見せる流経大柏の闘莉王は180センチの高さを生かした守りで、J内定組のFW陣を圧倒。得点能力も高く、選手権・準々決勝ではFKから値千金の先制弾を奪った。来季のプロ入りも狙える注目株だ。
 
DF
高嶋修也(明秀日立/2年)

鹿島の下部組織で培ったクレバーさと強さがウリのCBだ。選手権は全4試合に先発出場し、チーム史上初の8強入りに大きく貢献。敗戦した準々決勝ではPKを献上する場面もあったが、実力は十分に全国レベルだった。
 
DF
白井陽貴(矢板中央/2年)

今大会は準々決勝を負傷欠場。それでも、身体能力の高さと統率力が光る守備者は準決勝に間に合わせた。そして、その流経大柏戦では実力派のアタッカー陣たちと互角以上に渡り合い、改めて能力の高さを証明した。
 
MF
佐野海舟(米子北/2年)

正確無比な散らしと勇猛果敢なボールハントで違いを見せた米子北の司令塔。選手権には1年時から出場し、今年度は下級生ながら10番を託された。新チームでも主軸を担い、目標とするプロ入りが勝ち取れるか注目だ。
 
MF
小関春陽(関東一/2年)

2度目の選手権はボランチとして参戦。縦への推進力がウリだった俊英は周りを巧みに操る術も身に付け、攻撃の中核として堂々たる振る舞いを見せた。1回戦で大会を去ったが、今大会で成長を印象付けたひとりだ。
 
MF
檀崎竜孔(青森山田/2年)

巧さと速さを兼ね備えた次世代のエース候補は選手権2試合に先発出場。目に見える結果を残せなかったが、個の力は十分に全国でも通用した。課題だったオフ・ザ・ボールの動きも改善され、来年度の飛躍を予感させる。
 
MF
福田翔生(東福岡/2年)

今年度の主将・福田湧矢(G大阪入団内定)の実弟だ。兄同様に恵まれた攻撃センスで”らしさ”を見せ、1回戦では途中出場ながらもアシストを決めた。来季は赤い彗星伝統のサイド攻撃を担う逸材として期待が掛かる。
 
MF
熊澤和希(流経大柏/2年)

天才肌のMFは、今季は切り札として重宝されていた。しかし、選手権では先発に抜擢されると、好機に絡んで才能をいかんなく発揮。「頭から使いたい」という本田監督の想いに応え、来季はエースとして躍動するか。
 
FW
望月 廉(矢板中央/2年)

ガーナ人の父を持つ190センチの大型ストライカーは選手権でゴールを奪えず、途中交代も多かった。だが、懐の深いボールキープと空中戦の強さは一級品。決定力を向上させ、来季はエースとしてゴールを量産できるか。
 
FW
榎本 樹(前橋育英/2年)

剛と柔を兼備した点取り屋は今大会で強烈なインパクトを残した。持ち前の身体の強さ、シュートセンスはいずれも高水準にあり、決勝では後半アディショナルタイムにチームに初優勝をもたらす決勝点を奪った。

【選手権PHOTO】選手権を彩った来季のスター候補生・下級生ベストイレブン! 
 
【関連記事】
【高校サッカー勢力図】選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキングを発表!! あなたの出身地は何位?
『サッカーダイジェスト』が選ぶ選手権ベスト11! 2トップは得点王&J内定選手に
【選手権】就任36年目の大願成就!! 山田耕介監督が歓喜の輪に加わらなかった理由
流経大柏の2年生CB関川郁万、痛恨の失点に悔しさ露わ「インターハイで得点されていない選手に…」
【選手権】Jクラブが熱視線を送る米子北の2年生ボランチ・佐野海舟が見せた涙の意味

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ