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痛恨ドローにイラッ! クロップの怒りのインタビュー全容「君の質問にはもう答えたくない」

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年12月11日

感情も露わにインタビュアーに噛みつく。

完全にゲームを支配しながらPKで追いつかれ勝ち切れなかったクロップ監督は、試合後のインタビューで感情的になり……。(C)Getty Images

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 現地12月10日のプレミアリーグ16節、リバプールとエバートンが激突した注目のマージーサイド・ダービーは1-1の引き分けに終わった。
 
 42分にモハメド・サラーがゴールを決めてリードを奪ったホームのリバプールは、終始主導権を握ってエバートンを圧倒。しかし追加点は奪えぬまま、終盤の77分にPKを取られ、これをウェイン・ルーニーに決められて同点を許すと、結局このままタイムアップ。
 
 リバプールにとっては勝点3を取りこぼす形の痛恨のドローとなったこの結果に、怒りが収まらなかったのが、ユルゲン・クロップ監督だ。
 
 納得がいかなかったのは、デヤン・ロブレンがドミニク・キャルバート=ルーウィンを倒したとして主審の笛が鳴ったPKのシーンで、ゲームの行方を左右することになったこの判定を引きずり、『スカイスポーツ』との試合後のインタビューでは、「もっとフットボールが分かる人間と話がしたい」と、感情も露わにインタビュアーに何度も食ってかかるほどだった。
 
 怒りを抑えきれなかったクロップのそのインタビューの全文をお届けしよう(英紙『Daily Mirror』が文字に起こしたものを翻訳)。感情が高ぶった指揮官の返答は、時に滑稽でもあり……。
 
――ユルゲン、ほとんど試合を支配していました。3ポイントを取り損ねた、そんな気持ちでしょうか?

クロップ「君はどう思う?」

――そう思います。

クロップ「ああ、そうだ。まったくだ」
 
――チームのパフォーマンスをどう評価しますか?

クロップ「良かった。でも、得点が足りなかった。プレーしていたのは1チームだけだった。プレーしていたのは1チームだけだった(繰り返す)。ただ、もう少しできたはずだ。
 
 この結果が信じられんよ。我々のチャレンジはすべてクリーンだった。ファウルも犯していない。シグルドソンのヘンダーソンへのチャレンジはレッドカードだったはずだ。過去のダービーでも必ずああいうダーティーなチャレンジがあった。激しいチャレンジがあって、なのにプレーしていた方のチームがペナルティーを取られる? 信じられんよ。映像を見ても……」
 
――ご覧になりましたか?

クロップ「ああ。キャルバート=ルーウィンは賢くやった。こうやって、こっちに一歩踏み出して(自身の身体を右に傾ける)。あれはファウルでも何でもなかった。それなのにPKが与えられて、一方のチームは大喜びだろう、でも我々は喜べない」
 
――レフェリーには何と?

クロップ「理解できない、と。ただ、罵り言葉は使っていない。まったく信じられんよ。こういった試合で、プレーしていたのは1チームだけで、勝つために95分間を戦って、もう一方のチームはこっちのボックス内にも入ってこなかった。PK以外、枠内シュートは一本もなかった。そんなチームに、こういう形で扉を開けてやるなんて、私に言わせれば、まったくよろしくない」
 

――あなたには100パーセント、PKではなかったとしても、デヤン・ロブレンは……。

クロップ「いや、いや、いや、いや」

――彼を非難するつもりはありません。ただ、ロブレンはチャレンジすべきではなかった
と思いますか?

クロップ「そもそもチャレンジなどしていない!! キャルバート=ルーウィンのほうが彼に身体を寄せた、それだけだ」
 
――でも、彼の手は背中にありました。

クロップ「(身振りとともに)こんな感じでだ。君も見ただろう。それがPKだと思うなら、そうすればいい、そう言えばいい。君の見解ではそれはPKなのか? 君の見解ではそれはPKなのか?(繰り返す)」
 
――分かりました、私の見解が欲しいのなら、いや、私の見解は関係ないでしょう。たしかに激しい当たりでは……。

クロップ「ならば私の見解も関係ないだろう」

――いえ、あなたの見解は意味がありますよ。

クロップ「それで何が変わる?」

――何も変わりません。ですが、いまはあなたのインタビューをしているわけですから。

クロップ「じゃあ聞かせてくれ。あれはPKだったのか、そうではなかったのか」

――強く押したわけではなかったですが、PKだと思います。

クロップ「(失笑)だったら、もうインタビューは終わりだ。もっとフットボールが分かる人間と話がしたい。申し訳ないが、本当に……信じられん……」
 
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