レッズは4回負けたが…韓国メディアは浦和のアジア制覇をどう伝えた?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月26日

掲載したのは優勝に沸く浦和の写真ではなく…

78分、イライラを募らせていたアルドサリが退場に。10人となったアル・ヒラルは一気にトーンダウンし、結果的に敗れ去った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 浦和レッズの10年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた、2017年シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)。土曜日の決勝第2レグ、88分のラファエル・シルバがアル・ヒラルに引導を渡す決勝弾を蹴り込み、2戦合計2-1で凱歌を上げた。
 
 Jリーグ勢としては2008年のガンバ大阪以来、9年ぶりとなるアジア制覇。東アジアの盟主の座を日本と争うお隣の韓国では、どんな報道がなされたのだろうか。簡単にチェックしてみよう。
 
 まずは全国紙の『朝鮮日報』だ。サムネイルの写真に採用したのが、アル・ヒラルのMFサレム・アルドサリがレッドカードを提示されている場面。つまるところ、サウジアラビアの強豪が自滅したのが大きなターニングポイントと捉えている。
 
「アル・ヒラルは試合開始から猛攻撃を仕掛けたが、立ちはだかったのは浦和の熱狂的なホームサポーターたちで、リズムがおかしくなっていた。選手個々の動きは鋭かったが浦和の粘り強いディフェンスに遭い、欲しい先制点が奪えない。ミドルレンジからのシュートに終始したのだ。そして78分、フラストレーションを溜め込んだ末に、アルドサリが退場となる。浦和の決勝点が生まれるのはその10分後だった」
 
 韓国の全国スポーツ紙『Sports Seoul』も速報でレポート。淡々と試合内容をさらいながら、「浦和は0-0でも優勝が決まる。現実的な(ディフェンシブな)試合運びを見せ、高らかに笑った」と報じた。さらに、アル・ヒラルが最後の最後で大会初黒星を喫した事実を伝え、こんな一文で締めくくっている。
 
「浦和は大会を通して4回も負けている。その相手は済州ユナイテッド、川崎フロンターレ、上海上港、そしてFCソウルだ」
 
 新王者を「4度も負けたのに頂点に到達した」と称えているのか、それとも逆に揶揄しているのか。どちらとも解釈できる言い回しである。

ACL決勝PHOTO】浦和が10年ぶりのアジア制覇達成! R・シルバが歓喜をもたらす
【関連記事】
浦和アジア制覇!「岩を砕くような一撃!」「信じられない大声援」海外メディアが賛辞!
「滅多にお目にかかれない」「火を噴いた」R・シルバ伝説の一撃に海外から驚きの声が続々!
【セルジオ越後】アジアを制したレッズの戦いぶりは、ハリルにヒントを与えるかも!?
英国人記者が見た浦和のアジア制覇「CLファイナルにも勝る興奮と感動があった」
【ACL採点&寸評】浦和 1-0 アル・ヒラル|R・シルバが最高点の「8.5」!大会MVPの柏木も評価
決勝点のR・シルバが歓喜の涙!「言葉にならない」「みんなの後押しが僕らを強くしてくれた」
「英雄はラファエル・シルバ!」AFC公式が浦和レッズのアジア戴冠を速報!
【ACL】浦和MF柏木、大会MVP受賞も喜び半分?「個人的には僕じゃなかったかなという気もする」
「女の子があれを見て動けなくなった」槙野智章が圧巻のコレオグラフィに感謝感激

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ