代表引退表明のデ・ロッシ。試合中にアップを命じられ「ふざけんな!」と怒鳴り散らした理由を語る

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月14日

「試合後のロッカールームは葬式みたいな雰囲気だった」

勝利のため、自分より若手FWの出場を望んだデ・ロッシは、試合後に代表からの引退を表明している。 (C)Getty Images

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 イタリアは現地時間11月13日、ワールドカップ欧州予選プレーオフ第2レグでスウェーデンと引き分け、2試合合計0-1で本大会行きの切符を逃した。60年ぶりとなるW杯予選敗退という結果で、アッズーリ(イタリア代表の愛称)は世代交代を余儀なくされる。

 失意のうちにアッズーリを去ることになったのは、ロシアW杯での現役引退を表明していたジャンルイジ・ブッフォンだけではない。36歳のアンドレア・バルザーリと34歳のダニエレ・デ・ロッシも、試合後に代表引退を明らかにした。

 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によると、デ・ロッシは試合後のインタビューで「(ユース時代を含めて)俺はアッズーリで16、17年プレーしてきた。このユニホームをもう着ることがないのかと思うと、正直辛いよ。試合後のロッカールームは、葬式みたいな暗い雰囲気だった」と、失望を露にしている。

 ベンチスタートとなったデ・ロッシは、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督からウォームアップを命じられた際、近くにいたFWのロレンツォ・インシーニェを指さしながらスタッフに怒りをぶつけていた。

 イタリア・メディアは、その唇の動きを分析し、「ふざけんな! 俺たちは引き分けじゃなくて、勝たなきゃいけないんだぞ!」と怒鳴っていたと伝えている。

 これについてデ・ロッシは、「アタッカーを入れるように頼んでいたんだ。インシーニェか(ステファン)エル・シャーラウィのほうが、俺よりも役に立つと思ったからね」とコメント。自分ではなく、勝つために必要な後輩たちの投入を望んだゆえの“怒り”だったと明かしている。

 それだけ気持ちが入っていただけに、デ・ロッシは「この冒険の最後の瞬間まで、俺たちが示した意欲とスピリットだけが救いだ」と続けている。

「戦術、技術、フィジカルの部分で間違っていたとしても、俺たちは敗退に値しなかった。スウェーデンのことは祝福する。彼らは正しく彼らの試合をしたからだ。ただ、イタリアには多くの優秀な若手がいる。何としてでも彼らからリ・スタートしなければいけない」

 14大会連続で出場してきたW杯という舞台を戦えなくなったイタリア。「俺たちのカルチョにとって暗黒の瞬間」と嘆いたデ・ロッシは、イタリア・サッカー界全体で反省すべきだと述べた。

「すべてのサッカー関係者に敗因を分析する時間がある。どうやってリ・スタートするのかをしっかり考え、理解しなければならない」

 ライバルたちがロシアの地で世界王者の座を懸けて競う一方で、イタリアがめざすのは2020年のEUROでの復権となる。

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