W杯へ「背水の陣」イタリア代表、久々招集の司令塔と点取り屋に何を期待?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月06日

W杯優勝経験国でロシア行きが未決定なのはイタリアだけ。

いずれも1年以上ぶりに招集されたジョルジーニョ(左)とザザ(右)。イタリアのW杯行きに貢献できるか。(C)Getty Images,Rafa HUERTA

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 絶対に負けられない試合で、青の戦士たちは結果を残せるか――。イタリア代表が現地時間11月4日、ロシア・ワールドカップの欧州予選プレーオフに臨む招集メンバー27名を発表。スウェーデン代表と10日にアウェー、13日にホームで戦う。
 
 アッズーリが欧州予選で姿を消したのは1958年大会のみで(1930年大会は不参加)、イタリアを除くワールドカップ優勝経験国はすべてロシア行きが決定済み。この2連戦は大きなプレッシャーが伸し掛かる、まさに背水の陣となる。
 
 その状況下でジャン・ピエロ・ヴェントゥーラ監督は、27名という大所帯を招集。GKとDFは守護神ジャンルイジ・ブッフォンやCBレオナルド・ボヌッチなどほぼお馴染みのメンバーで、とくにサプライズはなかった。
 
 中盤で久々に呼ばれたのが、ジョルジーニョとアレッサンドロ・フロレンツィ。前者はアントニオ・コンテ政権だった昨年5月以来、怪我で長期離脱していた後者は昨年10月以来の招集となった。
 
 右サイドならSBからウイング、さらにインサイドハーフもこなすマルチロールであるフロレンツィ以上に注目を浴びているのが、司令塔のジョルジーニョだ。「欧州屈指のスペクタクルなパスサッカー」と謳われるナポリのコントロールタワーとして活躍するレジスタだが、ヴェントゥーラ監督は自身が志向する4-2-4システムのセントラルMFには適さないとして招集を見送り続けてきた。
 
 そんな中でジョルジーニョには、生まれ故郷であるブラジルのチッチ代表監督のチェックリストに入る。コンテ政権時代に出場した2試合はいずれも親善試合のため、まだセレソン入りの可能性が残されていたのだ。しかしこのタイミングでようやくヴェントゥーラ監督から声がかかった。
 
 細身で運動量が豊富と言えないジョルジーニョが、4-2-4や3-4-3などここ最近のイタリア代表が使ってきたシステムに馴染まないのは事実。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙や『コッリエレ・デッラ・セーラ』紙などは、ジョルジーニョを起用するなら3-5-2や4-3-3など3センターハーフのシステムになるのではないかと予想している。ナポリと同じくアンカーもしくはインサイドハーフとして、組み立てのクオリティーを向上させられるか?
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