ついに北朝鮮を撃破! U-20女子W杯出場を決めた「ヤングなでしこ」主軸5人の横顔

カテゴリ:日本代表

馬見新拓郎

2017年10月30日

DF南は次世代のディフェンスリーダー候補。

キャプテンとしてU-19日本女子代表を牽引した南。写真:馬見新拓郎

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 中国・南京で開催されていたU-19女子アジア選手権で、U-19日本女子代表(ヤングなでしこ)は、決勝戦でU-19北朝鮮女子代表を1-0で破り、2大会連続5回目の優勝を決めた。

 
 今回のヤングなでしこメンバーは、昨年のU-17女子W杯決勝や、一昨年のU-16アジア女子選手権決勝で、いずれも北朝鮮に敗れて準優勝となった選手が多くいるが、『三度目の正直』でアジア最大のライバルに勝利を収めた。
 
 これによりヤングなでしこは、フランスで行なわれる来年のU-20女子ワールドカップに、アジア女王として出場する。翌年に控える女子ワールドカップのプレ大会という側面もあるU-20女子ワールドカップで活躍することは、もちろん「なでしこジャパン」への近道でもある。
 
 今大会で活躍を見せた以下の5選手は、なでしこジャパンに近い存在とも言えるだろう。

■チーム発足時からキャプテンとして統率
DF:南 萌華(みなみ・もえか)/浦和レッズレディース
 
 今回のヤングなでしこは、今大会に臨むまでの候補合宿や海外遠征に主力が参加できないことがあり、その点でチーム作りに難しさはあったが、チーム立ち上げ時から継続して代表に選出されている南が、キャプテンとしてチームをまとめた。
 
 今大会は怪我の影響で欠場した試合もあったが、ヘディングの強さやディフェンスラインの統率でチームに貢献。「決勝で北朝鮮と対戦した財産を無駄にしないように」とU-20女子ワールドカップも見据える。浦和が誇る次世代のディフェンスリーダー候補だ。
 
 
■飛び級選出で出場したU-20W杯から一層の成長を見せる
MF:林穂之香(はやし・ほのか)/セレッソ大阪堺レディース
 
 いち早くスペースを見つける目とオフ・ザ・ボールの動きに非凡な才能を感じさせるボランチ。常に平常心で状況判断に優れ、どんな場面でも冷静にプレーできるのは、「止める・蹴る」といった基礎的なプレーを高いレベルでこなせるからこそ。
 
 池田太監督が考える、攻守の切り替えが早いサッカーを実行する上では欠かせない選手のひとりだ。昨年のU-20女子ワールドカップでは、高倉麻子監督率いるヤングなでしこに飛び級選出されたが、今大会はそこから一層成長した姿を見せた。
 
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