もはや神の領域? ブラーボのPK阻止率が信じがたい数字に!

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年10月25日

6本中5本を完璧に読み切ってストップ。

ウォルバーハンプトン戦では3本中2本のPKをストップしたブラーボ。完璧に読み切ってマンCを勝利に導いた。 (C)Getty Images

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 10月24日のカラバオ・カップ(リーグカップ)4回戦で格下のウォルバーハンプトン相手に苦戦を強いられながら、PK戦の末に辛うじて勝利を収めたマンチェスター・シティ。この試合の殊勲者は、決定的なピンチを何度も防いだだけでなく、ABBA方式のPK戦では3本中2本をストップしたGKクラウディオ・ブラーボをおいて他にはいない。
 
 驚くべきは、そのブラーボのPK阻止率だ。記憶に新しいのが、今年6~7月に開催されたコンフェデレーションズカップでの活躍。準決勝でポルトガルと対戦したブラーボ擁するチリは、PK戦の末にファイナル進出を勝ち取ったのだが、その試合で34歳のベテラン守護神はリカルド・カレスマ、ジョアン・モウチーニョ、ナニのキックをセーブして、チームを勝利に導いている。
 
 つまり、今回のウォルバーハンプトン戦を含めると、最近は6本中5本を止めており、そのPK阻止率は驚異の83%。キッカーが圧倒的に優位な11メートルの攻防において、なかば信じがたい数字だ。しかも、キッカーが枠を外したわけではなく、すべて完璧に読み切り、みずからの腕で弾いた5本という点においても絶賛に値する。
 
「今日はクラウディオ(ブラーボ)が、私にカラバオ・カップ(の4回戦)を突破するチャンスを与えてくれた。必死にトレーニングに打ち込んでいる彼を知っているからね。とても嬉しいよ。素晴らしいパフォーマンスだった」
 
 マンCのジョゼップ・グアルディオラ監督も、賛辞を惜しまなかった。
 
 入団1年目の昨シーズンに評価を落とし、今シーズンは第2GKに甘んじているものの、PKストッパーとしてはワールドクラス、いや“神の領域”に到達したと、そう称える声も聞こえてくる。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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