≪注目コメント①≫
「今日は君とずっと一緒だね」

発言者：リオネル・メッシ（バルセロナ／アルゼンチン代表）

　ついついボヤキたくなったのだろう。リーガ・エスパニョーラ６節のジローナ戦で、自分を執拗にマークする相手選手にバルサの大エースが発した言葉がこれ。言われた張本人のジローナDF、パブロ・マッフェオが試合後に明かした。ただ、そこに嫌みっぽさはなく、マンチェスター・シティからレンタル中の20歳の新鋭曰く「感じがよかった」そうだ。良い意味で“大人の余裕”を見せたメッシだが、肝心のゴールは奪えなかった。


≪注目コメント②≫
「アイツはエムバペ、デンベレ級だ!!」

発言者：フィリップ・ネビル（解説者／元イングランド代表）

　マンチェスター・ユナイテッドのOBフィリップ・ネビルが、この夏に１億ユーロ（約130億円）を超える破格の移籍金でそれぞれパリSGとバルセロナに引き抜かれたフランスの２人の怪物――キリアン・エムバペ、ウスマンヌ・デンベレを引き合いに出し、開幕から好調の後輩、マーカス・ラッシュフォードを激賞した。P・ネビルの見立てでは、この19歳のアタッカーの価値は「１億から１億5000万ポンド（約145～218億円）」だという。ただこの発言の後、ラッシュフォードは公式戦４試合でノーゴール……。大きすぎる称賛が重圧に？


≪注目コメント③≫
「お金でゴールは決まらない」

発言者：アリエン・ロッベン（バイエルン／元オランダ代表）

　カネに飽かせて戦力を増強させたパリSGを皮肉ったのは、バイエルンのドリブルの名手。９月26日、CLグループステージ２節の直接対決の前日会見で、「ゴールを決めるのは優れたチームだ」と熱弁した。だが蓋を開けてみれば、バイエルンはいいところなく完封負け（０－３）。さすがに意気消沈かと思いきや、33歳のベテランは試合後、ほかならぬ史上最高額の男、ネイマールとちゃっかりユニホーム交換を……。

文：遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.10.19号より加筆・修正