J２のジェフユナイテッド市原・千葉は10月５日、先月末に暴行容疑で逮捕され、処分保留で釈放されていた所属選手の熊谷アンドリューに対する処分を決定するとともに、処分の内容・理由、基となった事実をクラブ公式ホームページを通じて公表した。

　それによれば、熊谷に対する処分の内容は、公式戦４試合出場停止、減俸40％（１か月）となった。また、処分の基となった事実については、次のように発表された。
「2017年9月27日未明、弊クラブ所属の熊谷アンドリューは東京都内でタクシー乗務員の胸ぐらを掴んだため、暴行容疑で現行犯逮捕されそのまま勾留された。9月28日夕刻、処分保留のまま釈放された。」

　処分の理由については、「釈放後、弊クラブは本人と面談するなどして事実関係の確認を続けてきました。その結果、熊谷選手の行為は社会人としてあるまじきものであり、クラブの信用を大きく損なう行為であると判断しました。そのうえで、相手に怪我が無かったこと、相手との示談が成立していること、本人が今回の事件を深く反省していることなども併せ考え、今回の処分に至りました」としている。今後に向けては、「同様の事象の再発防止に向けた選手、スタッフ教育の徹底など、必要な対策を講じてまいります」と述べている。

　今回の件について、熊谷アンドリューはクラブ公式HPを通じて、次の謝罪コメントを発表している。
「このたびは、私の一社会人としての自覚に欠けた軽率な行動により、多くの方に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。
今後は二度とこのような事を起こさないのはもちろんのこと、自分自身の取るべき責任と行動を示していきたいと思います。そして、ジェフユナイテッド市原・千葉の一員としてサッカー選手を続けていけるチャンスをいただいたクラブ、スポンサーおよびサポーターの皆さまに対し、感謝の気持ちを伝えられるように真摯にサッカーに取り組みたいと思います。
本当に申し訳ございませんでした」