【現地発】メッシとC・ロナウドの記録に並んだケイン。来夏の争奪戦激化は必至だ

カテゴリ:ワールド

山中忍

2017年10月02日

怒涛のゴールラッシュは代表戦を皮切りに。

トッテナムでの通算ゴール数を「110」にまで伸ばしたケイン。トップのデフォー(139)に並ぶ日もそう遠くはないはずだ。(C) Getty Images

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 狩猟解禁となった途端の大猟――。トッテナムとイングランド代表の若き“ゴールハンター”ハリー・ケインが、9月に見せたパフォーマンスはまさにそんな感じだった。
 
 シーズン開幕月である8月、ケインはクラブで定位置を勝ち取った3年前から1度もネットを揺らせずにいる。今シーズンもそうだった。しかし、自ら「8月も終わったしね」と苦笑を浮かべた9月1日のロシア・ワールドカップ欧州予選のマルタ戦で決めた2得点を、皮切りに怒涛のゴールラッシュは始まった。
 
 9月30日のプレミアリーグ7節のハダースフィールド戦(〇4-0)は、月間5度目の1試合・2得点。代表戦を合わせた1か月の得点数を自己ベストの「13」に伸ばし、イングランド人FWとしては歴代最高の数字だ。
 
 同時に欧州全体でも、あのリオネル・メッシ(2012年3月)とクリスチアーノ・ロナウド(2010年10月)が保持する月間最多得点記録で肩を並べた。となれば、「いよいよワールドクラスの仲間入り」と、イングランド国民が騒ぐのも無理はない。
 
 過去3シーズンに渡ってプレミアで20ゴールを記録してきたケイン。それだけに今シーズンは開幕前から、ワールドクラスの実力の「証明」が求められていたが、開幕2か月目にして早くも「承認」する声が聞こえ始めている。
 
 元イングランド代表DFで、現在は英国メディア『スカイスポーツ』の解説者を務めるガリー・ネビルは、「同じ土俵で語れる」として、バイエルンのロベルト・レバンドフスキと、パリSGのエディンソン・カバーニの名を挙げて、ケインを評している。
 
 7節で2017年の得点数を通算36点としたケインが、両者の数字を抜いたことを受けての発言だが、たしかにハダースフィールド戦での2ゴールは、レバンドフスキやカバーニと比較しても遜色のない、欧州屈指のCFと言って然るべき得点シーンだった。
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