昨季シンガポールリーグMVPの日本人FWが覚醒か!? 新潟が切り札の2発で札幌とドロー

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月23日

今季加入の河田が終盤にJ初ゴールを含む2得点。

新潟は勝点1を積み上げたものの、依然最下位に低迷。河田が今後の救世主となるか。(C) SOCCER DIGEST

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[J1リーグ27節]札幌 2-2 新潟/9月23日/札幌ド

 今季アルビレックス新潟シンガポールから完全移籍で加入した河田篤秀のJリーグ初ゴールを含む2ゴールで、最下位のアルビレックス新潟が北海道コンサドーレ札幌を相手にドローに持ち込んだ。

 試合は前半終了間際に札幌が早坂良太の移籍後初ゴールで先制すると、56分には今季6ゴール目となるヘイスの直接FKが決まり、札幌が2-0とする。そして、札幌の2点リードのままゲームは終盤に突入、札幌の優位は動かないかに見えた。

 しかし、残留へ後がない最下位の新潟は、今シーズンがJ1初挑戦となるストライカーがこのピンチを救う。30分に負傷した冨山貴光との交代でピッチに入った河田は、残り10分から輝きを放つ。

 まずは80分、CKから河田が山なりで狙い澄ましたヘディングシュート。これがGK金山隼樹の頭上を越え、ゴールネットを揺らす。新潟が1点差に迫る。

 さらに87分、ゴール前に殺到した新潟は、山崎亮平のヒールパスに抜け出した小泉慶がゴール前に鋭いクロスを入れると、これを再び河田が右足で押し込んだ。新潟が2-2の同点に追いつく。

 試合は、このままタイムアップ。新潟が河田の活躍でドローに持ち込み、勝点1を積み上げた。

 試合後、河田は「勝ちだけを考えてきたので、悔しい結果ではあるが、2点ビハインドから追いついたことは次につながる」と興奮気味に話した。

 1992年生まれの河田は昨年、阪南大を卒業後、新潟の下部組織であるアルビレックス新潟シンガポールに加入。ここで22試合・13得点の結果を残してチームの三冠に貢献し、自身もMVPに輝いた。

 そして、今季から晴れて新潟の一員となった河田は今季がJ1最初のシーズンに。80分にJ初ゴールを放ち、続けざまに2ゴール目も決めてみせた。この活躍には本人も「個人としても嬉しいし、チームのために点が取れたのは嬉しい」と喜びを隠さない。

 さらに続けて「本当に全部勝ちにいく。サポーターの皆さんも続けて応援をお願いします」と残留へ向けて、今後の必勝を誓った。果たして、この河田が新潟の救世主となるだろうか。
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