ドンナルンマがミランとの契約延長を拒否…今夏移籍は不回避か?

カテゴリ:移籍情報

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月16日

「飼い殺し」の噂もあるだけに今夏売却か。

ミラン退団の可能性が高まったドンナルンマ。はたして新天地は? 写真:Alberto LINGRIA

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 移籍市場に激震だ。現地時間6月15日、ミランは守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが契約延長オファーを拒否したこと発表した。
 
 2015-16シーズンに弱冠16歳で名門のゴールマウスに定着し、16年9月にはGK最年少でイタリア代表デビューも飾った超逸材は、16-17シーズンもスーパーセーブを連発。名前が同じジャンルイジ・ブッフォンの正統後継者としての地位を確固たるものにした。
 
 しかし、ミランとの現行契約は2018年6月まで。年明けごろから新契約にサインしての残留か、他クラブへの移籍かで注目を集めていた。
 
 ミランの下部組織出身で子供の頃からミラニスタの本人は残留に前向きと報じられてきたが、代理人のミーノ・ライオラは4月13日に中国資本になったばかりのクラブの先行きを不安視し、決断を先延ばししてきた。
 
 そして15日、ミラン首脳陣がライオラ代理人と会談。その席で、「ドンナルンマは契約を更新しない」と告げられたという。マルコ・ファッソーネCEOが同日の記者会見でこう明かしている。
 
「代理人のミーノ・ライオラはドンナルンマが我々と契約を延長しないという最終的な決断を伝えてきた。10日ほど前、新聞などで書かれているものよりずっと重要なオファー(年俸450万ユーロ+ボーナスの5年契約と伝えられていた)を送ったことを覚えている。しかし選手側がテクニカル面、経済面、個人的な面を考慮し、それを受け入れないことを決めた。ミランとドンナルンマの関係は2018年6月30日で終わる」
 
 ドンナルンマは契約満了まであと1シーズン残留することも可能だが、以前から契約延長拒否なら“飼い殺し”との報道も出ており、さらに来夏退団ならフリートランスファーのためミランは移籍金を得ることができない。今夏売却の可能性が一気に高まったと言える。
 
 以前から獲得に乗り出していたレアル・マドリー、マンチェスター・U、マンチェスター・C、バルセロナ、ユベントスに加え、最近になってライオラ代理人はパリSGやインテルとも接触したと伝えられる。18歳のスーパーGKを巡る争奪戦が本格化しそうだ。
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