「彼が天国に行くのは辛い…」と悲しむデフォー。
34歳になるベテランストライカーと余命短い少年の友情は永遠に続く――。
サンダーランドに所属するイングランド代表FWジャーメイン・デフォーは、チームのファンで末期がんを患って余命宣告を受けた6歳のブラッドリー・ロウリー君と最期の時を過ごすことを語った。地元紙『サンダーランド・エコー』など複数の英国メディアが伝えている。
神経芽細胞腫(小児ガン)に苦しむブラッドリー君は、地元クラブであるサンダーランドの熱狂的なファン。そんな幼きファンの存在を知ったクラブは、昨年9月12日に行なわれたエバートン戦(プレミアリーグ4節)に招待し、ピッチにも立たせていた。
その招待試合でブラッドリー君は、憧れのエースであるデフォーと対面。イングランド代表ストライカーもまた病に苦しみながらも懸命に生きる6歳の少年との交流を楽しんだ。
その後も、デフォーが代表戦のエスコートキッズにブラッドリー君を招いたり、自宅を訪問したりと、クラブの枠を越えた2人の交流は続いた。サンダーランドが2部降格の憂き目にあった16-17シーズンにおいて、「ブラッドリーとの出会いと友情を築けたことが個人的にシーズンのハイライトだった」とイングランド代表FWは明かしている。
しかし、事態は急転する。自宅で苦痛緩和看護を受けているブラッドリー君について今月初め、両親が余命数週間と宣告されたことをFacebook上で発表したのだ。そのことをブラッドリー君の母親から聞いたというデフォーは、「余命について聞いたとき、初め何を言っているか分からなかった」という。
「僕は毎朝、目が覚めると、彼のお母さんにブラッドリーの状態についてメールで聞いているんだ。いつも『大丈夫。元気よ』って言っているけど、彼もお母さんも本当は苦しいはずなんだ」
多くの思い出をブラッドリー君と作ってきたデフォー。悲痛な心情を吐露しながらも、残り少ない時間を共有したいと語っている。
「彼の人生に僕がもたらしたもの、彼が僕の人生にもたらしたものは、とても特別だ。彼がもうまもなく天国へ旅立つことを見ているのはとても辛い。彼はまだ6歳なんだ……。個人的に彼の人生の中で自分という存在が生き続けることで、神から祝福を受けていると考えているけれどね。
今、僕ができることは、彼とその家族と一緒に居ることだ。代表の活動が終わってすぐに会いに行き、移籍する前にもう一度会いに行くつもりだ(ボーンマス移籍が有力視されている)。とにかく、できるだけ多くの時間を彼と共に過ごそうと思っている」
ブラッドリー君が残り少ない余命を友人デフォーと穏やかに過ごせることを祈りたい。
サンダーランドに所属するイングランド代表FWジャーメイン・デフォーは、チームのファンで末期がんを患って余命宣告を受けた6歳のブラッドリー・ロウリー君と最期の時を過ごすことを語った。地元紙『サンダーランド・エコー』など複数の英国メディアが伝えている。
神経芽細胞腫(小児ガン)に苦しむブラッドリー君は、地元クラブであるサンダーランドの熱狂的なファン。そんな幼きファンの存在を知ったクラブは、昨年9月12日に行なわれたエバートン戦(プレミアリーグ4節)に招待し、ピッチにも立たせていた。
その招待試合でブラッドリー君は、憧れのエースであるデフォーと対面。イングランド代表ストライカーもまた病に苦しみながらも懸命に生きる6歳の少年との交流を楽しんだ。
その後も、デフォーが代表戦のエスコートキッズにブラッドリー君を招いたり、自宅を訪問したりと、クラブの枠を越えた2人の交流は続いた。サンダーランドが2部降格の憂き目にあった16-17シーズンにおいて、「ブラッドリーとの出会いと友情を築けたことが個人的にシーズンのハイライトだった」とイングランド代表FWは明かしている。
しかし、事態は急転する。自宅で苦痛緩和看護を受けているブラッドリー君について今月初め、両親が余命数週間と宣告されたことをFacebook上で発表したのだ。そのことをブラッドリー君の母親から聞いたというデフォーは、「余命について聞いたとき、初め何を言っているか分からなかった」という。
「僕は毎朝、目が覚めると、彼のお母さんにブラッドリーの状態についてメールで聞いているんだ。いつも『大丈夫。元気よ』って言っているけど、彼もお母さんも本当は苦しいはずなんだ」
多くの思い出をブラッドリー君と作ってきたデフォー。悲痛な心情を吐露しながらも、残り少ない時間を共有したいと語っている。
「彼の人生に僕がもたらしたもの、彼が僕の人生にもたらしたものは、とても特別だ。彼がもうまもなく天国へ旅立つことを見ているのはとても辛い。彼はまだ6歳なんだ……。個人的に彼の人生の中で自分という存在が生き続けることで、神から祝福を受けていると考えているけれどね。
今、僕ができることは、彼とその家族と一緒に居ることだ。代表の活動が終わってすぐに会いに行き、移籍する前にもう一度会いに行くつもりだ(ボーンマス移籍が有力視されている)。とにかく、できるだけ多くの時間を彼と共に過ごそうと思っている」
ブラッドリー君が残り少ない余命を友人デフォーと穏やかに過ごせることを祈りたい。