「マルディーニに夢中だった」ミランがリカルド・ロドリゲスを獲得!

カテゴリ:移籍情報

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月09日

インテルは個人合意まで取り付けていたミランが争奪戦を制する。

ミラン移籍が決まったロドリゲス。セリエA初参戦となる。写真はミランの公式ツイッターより

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 ミランは現地時間6月8日、ヴォルフスブルクからスイス代表DFのリカルド・ロドリゲスを獲得したことを発表した。クラブによると契約期間は2021年6月30日までの4年で、移籍金は非公表だが現地メディアは1700~1800万ユーロ(約20億4000万~21億6000万円)と報じている。
 
 現在24歳のロドリゲスは、スペイン人の父とチリ人の母の下、スイスで生まれ育ち、2010年にチューリヒでプロデビュー。12年にヴォルフスブルクに移籍し、計6シーズンで184試合に出場して22ゴール・28アシストを記録していた。
 
 攻守のバランス感覚に優れ、正確な左足のキックが大きな武器の欧州屈指の左SBで、16-17シーズンはCBをこなすなど対人能力も高い。ここ数年は移籍市場の度にメガクラブ行きが囁かれ、今夏もインテルやパリSG、バルセロナなどが触手を伸ばし、インテルは個人合意まで取り付けていたが、結局はミランが争奪戦を制した。
 
 スイス代表は4バックではSBとCB、3バックではSBとWBに対応可能なマルチで、サポーターとの関係悪化で退団を志願しているマッティア・デ・シリオの後釜として打ってつけだ。ロドリゲス自身はミランのFacebookやTVで次のように喜びを語っている。
 
「ミランのシャツを着られて本当に嬉しい。バレージは真のレジェンドだったし、マルディーニやロナウジーニョにも夢中だったんだ。僕は3バックでも4バックでも戦える。監督の指示に従うよ。背番号は68にしたい。母親の誕生年なんだ」
 
 4月13日に中国資本となり資金力を得たミランにとってロドリゲスは、ビジャレアルのCBマテオ・ムサッキオ、アタランタのMFフランク・ケシエに続く今夏3人目の補強。さらにMFルーカス・ビグリア(ラツィオ)、DFアンドレア・コンティ(アタランタ)、FWケイタ・バルデ・ディアオ(ラツィオ)の獲得交渉も進めるなど、名門復活に向けて積極的な動きを見せている。
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