「敗北祝賀会」「特別半額セール」開催も…ユベントスのCL決勝敗退を喜んだライバルたち

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月05日

「カーディフへの小旅行」「正義がなされた」…皮肉る選手も

国内では人気も実力も抜けているだけに、逆に大舞台で負けた時には……。 (C) Alberto LINGRIA

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 ユベントスのサポーターは、悲願を達成できなかったチームを温かく迎え入れた。一方で、一部の者たちは、ライバルの敗北を喜んでいる。


 現地時間6月3日に行なわれたCL決勝でレアル・マドリーに1-4と敗れたユベントスは、翌4日に本拠地トリノに帰還。21年ぶりの悲願を達成できなかったイタリア王者だが、空港で出迎えたファンからは「ありがとう、みんな!」「最後までずっとお前たちと一緒だ」と声援が寄せられた。
 
 だが、ライバルチームの選手たちやファンは、ユーベの落胆を皮肉っている。
 
 そのひとりが、ローマMFのラジャ・ナインゴラン。親友のミラレム・ピャニッチが在籍していることもあり、試合前には「ユーベが勝ったら満足だよ」と話していたが、4日にインスタグラムのライブ配信で次のように述べている。(『コッリエレ・デッロ・スポルト』より)
 
「オレは代表合宿中。バカンス中のヤツも、カーディフに旅行したヤツらも、ベッドで寝ているヤツらもいる。残念ながら、そういうものだ。オレはカーディフへの小旅行に行くのではなく、代表合宿にいることを選んだ」
 
 また、トリノでかつてキャプテンも務めたモナコDFのカミル・グリクも、フェイスブックで「元選手(かつてBチームに在籍)として、マドリーを祝福する。正義がなされた」とコメントしている。
 
 グリクはCL準決勝でユベントスと対戦した際、ゴンサロ・イグアインを踏みつけて批判を浴びていた。
 
 そのイグアインの古巣ナポリの人々は、もっとあからさまにユーベの敗北を喜んでいる。
 
『ANSA通信』によると、決勝当日の朝から、街中ではマドリーのマフラーやフラッグが売り出され、バールやレストランで観戦した人々はマドリーのゴールに大喜びしていたという。
 
 試合後には花火を打ち上げたナポリ・ファンもいたとのことで、「まるで年越しの騒ぎみたいだった」との声もある。
 
 日が明けても「ユーベ祝敗会」は続き、あるファッションショップでは「ムーチャス・グラシアス(本当にありがとう)、レアル。2時間だけ全て50パーセント引き」と、特別セールが開催されたとのことだ。
 
 ユベントスはイタリアで最もサポーターが多く、最もアンチも多いクラブ。それだけに、同胞に同情するのではなく、憎きライバルの落胆を喜ぶ人も少なくないようだ。

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